アキバのつぶやき

2025.01.07

因果のつながり

 古い言葉に「恒産なくして恒心なし」がございます。孟子の言葉で、物質面で安定安心がなければ、精神面で不安定になるという意味といわれています。収入が安定的に入ってこないと、生活が乱れ犯罪に走りやすくなると言い換えれることができますが、果たしてそうだろうかと考える時がございます。確かにこのところ凶悪な犯罪が多発している感がございますが、それは日本人の収入が激減したからなのでしょうか。

武士は食わねど高楊枝という言葉がございます。お腹が減っても武士というものは、めった矢鱈と人様の食べ物を盗んだり、物乞いはしないという意味とすれば、精神が安定していれば、恒産がなくとも人の道を外す行為は慎めるものではないかと思います。

現代では、生活のために仕事しないと働かなければならないとよく言います。これも、反対から考えますと面白い。仕事をするために食べ物が与えられており、仕事をするために生活があると踏まえると、仕事が人間としての役目であり使命であるとストンと腑に落ちる。

生活のため、収入のため、家族のためを先に考えるのではなく、自分に与えられた仕事を第一とすれば、収入がすくなても大きな不平や不満という気持ちが沸き起こることはないのではと思うのですが、綺麗事すぎますかね?

2025.01.06

冬の夜空

 あらためまして、新年あけましておめでとうございます。旧年中は何かと皆様にはお世話になり誠にありがとうございます。本日より2025年の仕事始めとなり、お客様のより一層のご満足をご提供できるよう、研鑽努力に勤しんでいくことを年頭に宣言致した次第でございます。まだまだ、人として未熟者でございますので、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年の冬期休暇初日より、自宅近辺のウォーキングを再開いたしました。夕食後におおよそ4キロぐらいの距離をウォーキングしております。時間にしますと45分から50分ぐらいでしょうか。

年末年始は穏やかな天気が続き、夜空は静謐で気持ちが良かったです。天文は全く詳しくないのですが、今でしたら東南方向に、冬の星座では代表格でございます、オリオン座を認識できます。また、西と東の空にはひときわ光る惑星が見られるのですが、それが火星か木星あるいは金星なのかわからないので、帰宅後に今日のほしぞらで確認するという毎日でした。

どうして初老の域に入ってウォーキングを再開する気になったのかなぁと振り返りますと、二つの動機がございます。一つは今年の4月頃に、友人と関西の最高峰であります弥山・八経ヶ岳に登山する計画があるからです。今までの低山とは違い体力の準備が必要かなぁと少しビビッています。
二つ目は、歳のせいか新陳代謝が下降気味でこのところ体重が落ちにくくなってきたということです。腹筋運動だけではやはり余分な脂肪は落とせないですね。有酸素運動を取り入れて太りにくい体質を取り戻していきたいです。

いずれにしましても、ストイックな目標だけでは習慣化するにはハードルが高いので、冬の夜空を楽しみながら少しづつウォーキングの距離を伸ばして行こうと目論んでいます。いつまで続くことやら!趣味はゆるく、まったりと!!

2024.12.27

会社が活きるところは?

 総花的なビジネスを展開することが出来るのは大企業です。我々のような地場の中小零細業者としては、自身の強みに資金と人材を集中して投入することが大事となります。

となりますと、強みが何かという事をしっかりと問うていかなければいけません。それともうひとつ、目的の明確化ではないでしょうか。何を成したいのか、それをどのようにすれば達成できるのか、どうしてそれを達成したいのか。向かいたいゴールがあいまいでは、時間と資本の無駄遣いを招きます。

また、根本的な部分がブレてばかりでは、迷走することになります。

ただ一つ私たちが目指していかなければならないことは、顧客の創造を軸として、仕事を行っていくという事ではないでしょうか。顧客が売り上げと収益を提供してくださる、唯一の存在であるという事を強く心にとどめて、本年最後の勤務を締めたいです。

本年は本当に様々なお客様にお世話になりました。心より感謝申し上げ、本年最後のつぶやきとさせていただきます。

来年は1月6日月曜日より仕事始めとさせていただきます。来年もどうぞご支援ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えください。

2024.12.26

管理不全空き家への対応

今月の上旬ごろ、遠く奈良県に住まわれているお客様が、弊社にお越しくださりました。相続で所有されている不動産を売却したいというご要望でした。幅員16mのバス通りに面する立地です。近隣は店舗ばかりです。現地を確認しましたら、なんと二階の屋根が崩れ落ちかけています。ですので、歩道部分には赤いパイロンが設置され、落下物注意との札が掲げられていました。

これはお客様自身がされたとは思われなかったので、お客様に聞きますと枚方市の方で設置されたとの事でした。放置空き家が日本の空き家問題で注視され、特に管理不全の空き家に対しては、厳粛な対応を求めるように法改正がされています。しかし、実際はどうなのかと疑問に思っていましたが、今回のお取引で実感することになりました。

管理不全空き家をご所有されたいる方は、実際にどうすればいいのか戸惑っておられる方が、たくさんいらっしゃるのではないかと強く感じました。建物を解体するにも数十万円では解体できません。資金に余裕がある方ならば、解体して更地で所有することも可能でしょうが、遠方に住んでいて、高齢者となりますと、更地にするということは、管理不全空き家の改善として良い対策とは思えません。

このような状況で悩んでおられる所有者様に、良い解決策を提案できるサービス業務をしっかりと構想していかないといけないと思いました。現在は弊社が所有者となりましたので、安全策と同時に早期の解体工事に着手しなければなりません。

解体費用も年々高くなってきております。管理不全空き家を解体する場合の助成金制度は自治体ではないのでしょうか?

本当に悩ましい問題ですね。

2024.12.23

コントロール

 今日は城陽市と宇治市の空き家にされている地所の現状の確認に自宅より直行で向かいました。年末というのに、交通量は少なく、なんだか年末という雰囲気が年々しなくなっているように思いました。そんなか、ふとある人の事が気になり、久しぶりにLINEで近況をうかがおうかと思っていた矢先に偶然その方から物件情報のラインが飛び込んできました。

これをセレンディピティというのでしょうか。

なかなか、いい物件でしたので、現地を見て検討しますと返信した後に、電話をしましたら繋がりお互いの近況を報告し、来年久しぶりに会おうという事になりました。本日の計画していた空き家の確認を終えて、現地に向かって高速を走っていましたら、松井山手の料金所のETC専用レーンが封鎖のマークが出ていないにもかかわらず、渋滞していました。

減速して隣のレーンに移動しましたら、何やら興奮した30代ぐらいの男性が、トラックの運転手に向かって、下りてこいとばかり腕を回しているではないですか。喧嘩を吹っかけています。料金所の方も止めに入ろうとせずに傍観していました。何が原因なのかよくわかりませんが、車の止まり方から推論しますと、トラックがその男性の車を自分の走行しているレーンに入れようと、譲らなかったことのように思います。

それにしましても車が走ってくる料金所の手前で車から降りて、怒りをぶちまけるなど常識として考えられません。車中でぶつぶつ言うことはあっても、車外に出てまで、怒りをぶちまけることは異常な行為です。渋滞を巻き起こしますし、通行者から丸見えです。

感情のコントロールができないと、大きな事件や事故の原因になります。人間関係しかり、感情のコントロールが人生を楽しく生きる要諦である事は不易の処世術であると強く自覚するのでした。