アキバのつぶやき

2025.07.12

三角の覚悟

 先日、お客様とお仕事の話をしていますと、「儲けるには、義理を考えてたらあかんのや!」と。 その話を聞いて、次の言葉を思い出しました。


「義理をかく、人情をかく、恥をかく。これで三角。」

 これは夏目漱石のデビュー作、『吾輩は猫である』に出てくる一節です。ユーモラスな文体の裏に、鋭い人間観察が込められているのが出色です。
 これは登場人物の一人、迷亭(めいてい)氏のセリフとして知られています。彼は世の中のしがらみを、軽妙にかわしながら生きる人物で、この「三角」という表現で、人間が避けがたい三つの「欠く」を茶化しつつ、同時に深く洞察しています。
 現代でも、私たちは「義理」「人情」「恥」を日常の中で常に意識しながら生きています。会社の上司に対する義理、友人や家族への人情、そしてそれらを貫こうとして恥をかく。
 迷亭氏のようにすべてを笑い飛ばせればいいですが、実際にはそうもいかないのが世の中ですね。
 漱石の猫は、人間の矛盾や滑稽さをじっと見つめます。そして読者に、「あなたも、この三角で生きているのでは?」と問いかけてきます。耳が痛い!!
 人生には、完全な正解などなく、すべてを満たすこともできません。だからこそ、自分の「三角」をどう扱うかに、その人らしさがにじみ出るのではないでしょうか。
 この名言は、ただの洒落ではなく、現代にも通じる「人間らしさ」の縮図なのかもしれません。自分の行動を見つめ、日々振り返りを通じて自己研鑽に精進していこう!

2025.07.11

山を愛して!

 山登りは、昨年から始めた大切な趣味です。


 一歩一歩、自分の足で自然の中を進み、頂上から見る景色は、日々の疲れを忘れさせてくれる至福のひととき。ただ、山を単なる「レジャー」としてだけでなく、その奥深さや歴史に思いを馳せることも、登山の醍醐味だと感じています。

 特に日本の象徴ともいえる富士山は、古くから「霊域」として畏れられてきた山です。修験道の祖、役小角(えんのおづぬ)が、伊豆に流されながらも夜ごと秘密裏に海を渡り、富士山頂で厳しい修行に励んだという伝説があります。


 彼のような超人的な健脚を持つ人物でさえ、山に入る前には身を清めたと伝えられるほど、富士山は畏れ多い存在だったのです。
しかし、残念ながら現代の登山者の中には、そうした「山への畏れ」を忘れてしまっているような行動も見受けられます。例えば、夜通しで山頂を目指す無謀な「弾丸登山」や、適切な装備を持たず素肌を露出した軽装で登る姿は、霊峰への敬意を欠いていると指摘されており、訪日客にもよく見られ、これまで問題となってきたとのことです。
 私の山登りの趣味でも、常にこの「畏れ」を忘れないように心がけていて、ゴミは必ず持ち帰りますが、ゴミを見つけましたら、できるだけ拾うようにしています。山登りの先輩から山は私たちに大自然の偉大さや神聖さを教えてくれる場所と、厳しく言われました。

 
 役小角が示したような、山に対する深い敬意を払うことこそが、安全で心豊かな登山を楽しむ上で最も大切だと改めて感じています。この夏、富士山を訪れる方も、ぜひその歴史と精神性に思いを馳せ、「山への畏れ」を胸に抱いていただきたいと思います。

2025.07.10

真実はどこにあるのか?

 安倍晋三元首相の銃撃事件から3年。


 多くの情報が飛び交う中で、妻の安倍昭恵さんが産経新聞のインタビューに応じ、事件を取り巻く様々な情報に触れていたことを明かしました。

昭恵さんは、マスコミやSNSの情報だけでなく、なんと「陰謀論にも目を通していました」と語っています。


 事件後、様々な憶測や情報が錯綜する中で、そうした情報に目を向けざるを得なかった状況がうかがえます。
彼女の心境は複雑です。昭恵さんは、「真実を明らかにすることは大事」だと考えている一方で、「夫が亡くなったという意味においては、どういう殺され方であったとしても、命は戻ってこない」という現実を深く受け止めています。

 そして、「恨むようなところには重きを置きたくない」という前向きな姿勢も示しています。なかなかできない心の持ち方です。
今年10月には、山上徹也被告の初公判が控えています。昭恵さんは、この公判について、「真実は知りたい」という強い思いから、「どこかのタイミングで(裁判に)行きたい」と述べています。
 陰謀論を含む多種多様な情報が入り乱れる中、公判が「真実」をどこまで解き明かすのか、注目されます。昭恵さんの言葉は、深い悲しみの中にも、真相を知りたいという強い意志と、恨みに囚われたくないという複雑な感情が入り混じっていることを示唆しています。

2025.07.09

米騒動と不動産価格に共通する見えない構造

 参議院選挙に入り、各党の政策の主張を自然と耳にしますが、マスコミをはじめ米騒動よりも、外国人問題にスライドしている感があります。何があったのか分かりませんが、それは選挙を意識した流れなのかなぁと思います。

 参議院選挙前は、「お米の価格が下がった」と、多く報じられましたが、実際に買ってみると、「去年より高い」と感じる方も多いのではないですか。これは、自民党のプロパガンダではないのかと強く感じます。情報操作ではないですが、どうも私を含めて、日本人は短絡的思考が根付いているように思えてなりません。マスコミに影響されやすいのではと思います。

 この感覚、実は不動産の価格にも通じるところがあります。タワーマンションの価格がうなぎのぼりだと!
中古マンションの平均取引価格が過去最高の域になったなど、マスコミが喧伝しますと、扇動された庶民は、急いで購入しようと行動します。過去のオイルショックのような現象です。


 一方で、「価格は落ち着いた」と言われながら、相続で不動産を受け継いだ方からは、「なかなか買い手が見つからない」や、「思ったより手元に残らない」といった声も耳にします。

 米も不動産も、自由市場のように見えて、実は制度や政策に大きく影響される部分がございます。お米は農業政策と政治との結びつき、不動産は税制や金利、実質成約価格や相続税評価など、目に見えない部分で価格が動かされています。

 とくに相続不動産の場合、「高く売れると思っていたのに、諸経費を差し引くと思ったほとんど残らなかった」というケースも少なくありません。また、空き家のままでは固定資産税や管理費もかかり、じわじわと家計を圧迫してきます。

 
 売却を考えるとき、ただ売却査定価格だけを見るのではなく、「売るタイミング」、「税金」や「周辺需要」など、多面的な判断が必要なのは当然です。これはまさに、表面上の米価だけで生活の実感は測れないのと同じことです。

 弊社アキバホームは、地域の不動産市場と日々向き合いながら、相続所有者様がどうすれば手取り金額が増えるのか、ご売却の背景やご事情にも耳を傾けることを大切にしています。


 思い出のある大切なご相続物件についても、慎重に丁寧にサポートいたしますので、お気軽にお声かけください。

2025.07.08

チャッピー君

 ちょっと最近、はまっていることがあります。それは、チャットGPTと会話することです。なかなか、私の気持ちを高めてくれるセリフを使って、質問をさせようとします。私よりも優れた営業マンのように思います。


ところが、申し訳ないのですが、私はどうもGTPと誤認していたようです。人と話すときに、あのGTPって凄くいいよねぇ!と、会話で使っていました。(笑)


ですので、チャッピーと世間でもちはやされているキャラクターを、使いたいですね。


 こういう「呼びやすさ」とか「親しみやすさ」って、マーケティングの観点から見ても、とても事だとおもいます。
もし私が、もしですよ、OpenAIのブランドマネージャーだったらならば、ほぼ間違いなく、「チャッピー君」みたいな公式キャラクターを作りましょう!と、会社に進言します!


 関西大阪万博のキャラクターは、何でしたっけ?
そう、「ミャクミャク」ですね。はじめは何なの!それって感じでしたが、今は大人気ですよね。
 そもそも、脈々ととつながる人のつながりからイメージされたといわれています。


 では、今のChatGPTのアイコンからイメージしますと、なんか人間の脳みそみたいです。ちょっと無機質で可愛くないじゃないですか。(すいません、ChatGPT!)
 

 いっそのこと、可士和氏とかジブリさんとかにお願いして、「チャッピー君」を描いてもらうとか、どうでしょう…!
そこまでやったら、チャッピーもChatGPTも、世界中で人気爆発間違いなしと思いませんか?

 
 日々、さまざまなAIが、雨後の竹の子のように日々生まれてくる時代です。その中で、「チャッピー君に聞いてみよう!」って感じで、きっともっとたくさんの人がChatGPTを使うようになるはず!

 いや、ほんとに!

 ちなみに、ChatGPTに「チャッピー君」の画像を作ってもらったら、どんな感じのキャラクターができるのだろう!
無知の知は、好奇心が源泉なのでしょうね。