アキバのつぶやき
2024.12.14
忠臣蔵
今日は、大石内蔵助が主君の仇討をした日とされています。諸説様々ございますので、本当のところはどうだったのかは分かりません。私の学生時代はこの時期になりますと、忠臣蔵がテレビでよく放送されました。全く興味がなく見るテレビがなくつまらない夜を過ごしたと記憶に残っています。
現代でもこの時期になりますと、放送されているのか調べてみました。未だに年末年始に連続放映を組んでいるテレビ局がございました。これはどういう解釈をすればいいのでしょうか?日本人は時代劇が好きな国民性があるというのでしょうか。それとも、弱い者いじめに対する反骨精神が好きなのでしょうか。
自分自身を振り返りますと、初老を迎える数年前から、時代劇を見る時が多くなりました。特に贔屓なのは、「鬼平犯科帳」です。それも長谷川平蔵役は故中村吉右衛門氏が演じている番組です。
新シリーズの鬼平犯科帳は、どうもなじめません。水曜日になりますと地元テレビ局で放送されるので、休日でもあり朝から楽しみにしています。「盗人にも三部の理」のように、長谷川平蔵の裁きが何ともなけるシーンが、特にいい。
あぁ、歳をとったという事でしょうか?今年もあと2週間とちょっとです。来年に向けての仕込み仕事を行い、主君の喜びを実現できるように行動していきましょう。
2024.12.13
レジ前でのクーポンとポイント
久しぶりにファミリーレストランで、昼食を食べました。いつもは、妻のおにぎりを一つ食べるので済ましています。慣れれば、夕ご飯まで空腹を感じる事は無くなります。人間の身体は習慣に支配されているのが如実に思います。
さて、早々に食事を終え、会計にレジに向かいますと、私の前の年配の男性客が何やら、スマホやカードでクーポンの使用やポイントの追加の作業をしています。というより、店の指示に従ってさせられているという感じです。財布から数枚のカードをバーコードリーダーにかざしていました。それが終わったかと思いますと、今度はスマホの画面を翳せと指示を受けています。
何とももどかしい。その作業に私の後ろには長蛇の列が…。その男性は戸惑うことなく卒なく熟していましたが、それでも出したり直したりと忙しなくてうんざりしている感もありました。お店の方も申し訳なさそうにしていました。
私ででしたら、どうしたでしょう。
途中で面倒になりポイントの付保とクーポンの使用を諦めていたことでしょう。キャッシュレスでスムーズに会計ができる時代に、ポイントやクーポンという販促がかえって足枷になり、ユーザーが敬遠するようになれば本末転倒です。
手軽にできるシステムの改善を求めたいですね。ちょっとのポイントに汗をかいて天ばるのは、ご免こうむりたいものです。
2024.12.12
獅子搏兎
本日は、宇治市にて相続案件のお取引を行ってまいりました。ご契約が7月下旬でしたので、約5ヶ月の日時が経ちました。途中、様々な出来事がありましたが、売主様の寛大なご処置とご決断があり、無事決済できたと強く感謝いたしております。
これは、売主様の人生に対するお姿を反映していると思います。どんな些細な出来事にも気を抜かず、全力で対処するという売主様の信念の強さを感じることが出来、とても勉強になりました。
感情を統御し、冷静に沈着に対処するというお姿を横から拝見しました。はらわた煮えくりかえるような屈辱感を抱かれたこともあったかと思いますが、それをおくびにも出さず、柔和で温和態度を終始貫かれました。
このところ、様々な優れた人格者のお客様に出会えることが出来たこと、本当に感謝の気持ちしかございません。ご恩返しではございませんが、わたしも、残りの仕事人生において、獅子搏兎のごとく、人様のお役に立てる仕事を遂行していきたいと思いました。
2024.12.10
縁は異なもの味なもの
午前中、事務処理で事務所にいましたら、お二人連れのご夫婦がご来店されました。
弊社は京阪楠葉駅周辺の賃貸マンションを多く管理させていただいておりますので、賃貸物件をお探しのお客様が突然ご来店いただくことは、結構あるのですが、お客様が所有する不動産を売却したいという、一見のお客様のご来店はほぼございません。
弊社は、大手の不動産業者ではないので、ご来店を待つというスタイルではなく、こちらから出向いてご売却のご意向があるのか、ないのかを御用聞きのように訪問する営業方法をとっております。
ですので、正直戸惑ってしまいました。(笑)
窓口に行きますと、ご年配のご夫婦で、物件の所在地や現在のお住まいのアンケートをご記入して頂くようにお願いしました。すると、現在お住まいのご住所が私の妻の実家のすぐ近くであり、私も以前にその周辺の農地の仕入れ業務で、ご近所を頻繁に訪れていたところでした。
私の驚きに、お客様が驚き、ご説明しますと初めて出会ったのですが、昔から知っている知人のような、和気あいあいとしたなごむ雰囲気に包まれました。それからは、あれこれと会話が進みあっという間に1時間近く過ぎました。
どうして弊社にお尋ねに来られたのかと、お聞きしますと、道中にいろいろと不動産業者がありましたが、事前に調べることなく車を走らせていたらなぜかアキバホームに入ってみようと思ったとのことでした。驚きの連続です。
目に見えず、感じることのできないスピリチュアルな世界というものは、若いときは信じなかったのですが、初老の域に入った為か、ご縁という不思議なエネルギーを強く感じるわけにはいかない気持ちで一杯になりました。
人生は本当にミステリアスな時間の流れだなぁと、幸福を満喫できたことを、ご来店のご夫婦に感謝する限りです。
先月から素敵なご夫婦に巡り合う機会が続いております。
これは、わが夫婦もそういう仲になるように、見えない力(サムシンググレート)が気づかせようとしているのかもしれないですね。
感謝あるのみです!
2024.12.09
挑戦
人それぞれに違った性格であるからこそ、世の中が楽しく過ごせるのではないでしょうか?金子みすゞの『私と小鳥と鈴と』という童謡がございます。
「私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように、地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、あの鳴る鈴は私のように、たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい」
以前、山口県にある、金子みすゞの故郷を訪れたことがございます。それまで、全く知らなかった詩人でしたが、それをきっかけに好きになりました。ちょっと気分が落ちた時などに、彼女の詩などを黙読すると自分の弱さを痛感させられ、果然に勇気を頂くことができます。
「こんなことぐらい、何なんだ!失敗してもやり直しできるではないか!」と、自分を𠮟咤激励し、前向きに新しいことに挑戦する気分が沸き起こってきます。どんな人でも、失敗することはあります。些細なことから、重大なことまで。ただ、それをどう解釈するかで、尻込みしたり、大胆に行動できたりするのではないでしょうか。
何事も、解釈によると思うのです。言い方を変えれば、自己肯定感をどれだけ持ち合わせることができるかではないでしょうか。失敗を失敗ととらえず、新たな気づきや勉強ととられることができれば、人は何事にも挑戦し続けることができるのではないかと思いました。