アキバのつぶやき

2024.12.21

実名報道

 金融機関に勤務している従業員がおこした事件の報道を見ていますと、実名が報道されないことに違和感を感じます。他の業界で事件をおこした容疑者は実名で報道されます。これは、以前から感じていました。何か、理由があるのだろうか?

それと、「元」社員という表現です。

元をつけることで、事件当日は社を辞めていたという感を、醸し出そうとしているのでしょうか?

銀行員はお堅い仕事、真面目な人が仕事をしているというイメージを、学生時代は強く持っていました。でも、これだけ、連続で凶悪な不祥事が続くと、金融業界への不信感を持つ人が増えてくるでしょう。

しばらくは、銀行マンだから騙さないだろうという先入観を捨てて応接する必要が出てきます。地球温暖化などの環境問題に真剣に取り組むことも大切ですが、それ以前に人間性改善の教育に、もっともっと力を入れていくことが、住みよい社会を作る第一義ではないかと思うばかりです。

2024.12.20

〆切り

 今週は久しぶりの連休でした。水曜日はお昼前に友人と春日大社原生林から若草山に登り、3時頃駐車場に戻りました。私は省エネ体質ですので、空腹感は無かったのですが、遅めの昼食をとることにしました。

毎年恒例の忘年会まで、少し時間がありましたのでドトールコーヒーで歓談してから、電車でいつものお店に。

5時半からはじまり、今年一年を振りかえって、どうだったかという話題になりました。一人の友人は、今年の9月頃から山登りという趣味に出会い、後半から充実感を得たと言っていました。もう一人の友人は、最悪の一年であったと。何が最悪だったのかと聞きますと、異常なほどに体重が増加し、はいていたズボンが全くはけなくなり、何かにつけ億劫感が先に出て、行動意欲が激減した事だそうです。

なぜそうなったのかと聞きますと、早期に現役を退職して8年間、就職をせずに自由人で生きてきたのが原因かなぁ?といっていました。やはり人間というのは、やるべき事、為さねばならないという目標というものがないと、怠け者になりがちという事でしょうか。

それともう一つ大切な事は、〆切りを設けるかどうかもあるように思いました。

締め切り感といいますが、そういう感覚を日々の生活に取り入れないと、ついついだらだらと過ごしてしまいます。冷静に考えますと、人の命には締め切りが設けられています。ただ、それがいつなのかが、自分では決めることが出来ないので、ついつい締め切り感を喪失させてしまうのでしょう。

ということは、何事に取り組むのにも目標を設定する。そして、その目標の目的を定める。最後にいつまでにという締め切りを設ける。趣味にも仕事にも、私の今後の人生の要諦にしようと気づきをいただきました。

2024.12.17

住み替えのお手伝い

 本日は、今お住まいのご自宅をご売却して、ご主人様がご相続された実家に平屋建てのお家を建てられるご計画をお持ちのご夫婦とご面談させていただきました。最近2ヶ月前ぐらいから、仲睦まじいご夫婦とご面会させていただく機会が続いていて、今日お会いしたご夫婦も朗らかな雰囲気でお話をして下さいました。

面談後、共通しているところはどこだろうと、振り返ってみますと、ひとつ思い当たるところがありました。それは、奥様が本当に朗らかで、終始笑顔でいらっしゃるという点です。そして、どなた様もお話されるリズムが、ゆったりとしています。早口ではなく、心をこめて言葉を発しておられる。相手を尊重する思いやりの気持ちがひしひしと伝わってくるお話の仕方をされます。

私のようなせかせかとした早口ではなく、慎重に言葉を選ばれてご自身の気持ちを言葉に乗せているという感じです。

とても勉強になります。

人それぞれ、仕草や話し方が違いがあります。また、心の持ちようで、行動の質が大きく変わってくると思います。気がせいている時、やる気がなく面倒くささが先に立って何事にも取り組んでいると、雑な動作として現れます。

以心伝心という言葉がございます。毎日、顔を合わす奥様が朗らかでお優しい態度で日々を生活していることで、ご主人様もそのような心持になるのでしょう。その結果、仲睦まじい夫婦仲が形成されるのではないかという仮説に至りました。

この仮説を検証するためにも、もっともっと新しいお客様と面談できる機会を創っていきたいです。

2024.12.16

昔取った杵柄

 本日は、遠方から売主ご夫婦がお車でお越しいただき、弊社事務所で土地建物の契約と決済を同時で行わさせていただきました。

司法書士先生の売渡しに要する書類の確認等が滞りなく終わり、最後に取引に関するアンケートのに答えてほしいとの要請がありました。何項目かある質問の最後に、一同大笑いをした項目がございました。

その項目の要約は、あなたは以前に外国の大統領等の職務に就いたことがありますか?という内容との説明。そんな要職に就いた方が日本の地方の不動産の売買に係ることは、ほぼないでしょう。

そのアンケート項目には何の意図があるのかとの問いに、司法書士先生はマネーロンダリング防止との事でした。私には、その質問がマネロンにどうつながるのか理解できませんでした。

それにしても、非現実的なアンケートを真面目に問うという行為で場が一気に和やかになりました。もちろん、否という回答でしたので、最後に決済金を現金でお支払いさせていただきました。

以前ですと指で数えていましたが、今はお札の枚数を読み取る手軽な機械があり、そちらで確かめて頂こうとしましたが、奥様が先ほどの笑いに誘発されたのか、リップサービスで札束をきれいな扇にして、昔の銀行員さんがするような見事な手ばさきで、数えようとしてくださいました。

おそらく、お勤め先は金融関係だったのでしょう?現役引退からは数十年経っていると思われますが、流れるような手さばきは昔何度も行っていた作業なのだなぁと感じました。

人間の習慣というものは本当に強い力を内包させてくれますね。ということは、良い習慣を心掛けていかないと、未来は暗いという事ですね。

2024.12.15

健全なる肉体に健全なる精神が宿るのか?

 鶏が先か卵が先か。

因果関係を正しく見極めなければ、間違った問題に解決策を施し、時間の浪費と見当違いの答えを出すことになります。

健康をテーマに考えますと、病気にならない身体を作るには、薬を飲んだり身体にいいと言われている食物を食べることが大事とする見解が、現代では大半を占めます。そのせいか、TVではサプリメントのCMを頻繁に見るようになりました。

これは、物質文化ばかりが進化し、精神文化が置き去りにされてきた結果と感じます。物質が豊富になり富が増え、便利な世の中になれば、病気がなくなり健康な人間が増えるのというのが、論理的には整合性があると思いますが、現実はその反対の現象が世の中に蔓延しています。

肉体に施す健康法が正しい健康法のように喧伝されてきた結果が、巷でよく聞く副作用で健康を害することにつながっているのではないでしょうか?

ここは、ひとつ逆の発想で、精神面すなわち心の健康を主とする方法に舵を切るのが得策のように強く感じます。アメリカではヨガが日本以上に実践している人がいるとの事です。日本の禅の精神を取り入れているとも聞きます。物質主義のアメリカという国が、今までの生き方ではダメではないのかと気づいたのでしょうか。

心が身体を支配しているという考えはとっつきにくい考え方ですが、それが真理のように強く感じるのでありました。