アキバのつぶやき

2026.03.30

ホウレンソウ

 ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は大事だ、とよく言われます。
たしかにその通りです。組織で仕事をする以上、
情報の共有がなければ意思決定は機能しません。

ただ、ここが面白いところで、ホウレンソウは「やればいい」というものでもありません。
むしろ、やり方を間違えると一気に組織の動きを鈍らせます。
まず良いホウレンソウは、「判断の質とスピードを上げるもの」です。
必要なタイミングで、必要な情報が、過不足なく共有される。
これによって上司は余計な確認をせずに済み、部下は迷わず動ける。
結果として、組織全体のリズムが整います。

一方で悪いホウレンソウは、「思考停止の装置」になります。
何でもかんでも報告する、逐一お伺いを立てる、結論を持たずに相談する。
こうなると、判断が上に集中し、現場は指示待ちになります。
スピードは落ち、責任の所在も曖昧になる。
ここでの分かれ目はシンプルで、「自分で考えているかどうか」です。
良いホウレンソウには必ず仮説や意見が添えられています。
悪いホウレンソウは、事実の羅列か、丸投げです。

もう一つ重要なのは「頻度と粒度」です。
多すぎればノイズになり、少なすぎれば手遅れになる。
これはルールで決めきれるものではなく、
仕事の性質や相手との関係性で調整するしかありません。
ホウレンソウは目的ではなく手段です。
安心のためにやるのか、成果のためにやるのか。
ここを取り違えると、一見ちゃんとしているのに、
なぜか成果が出ない組織になります。
結局のところ、ホウレンソウの良しあしは、
「相手の意思決定にどう貢献しているか」で決まります。
報告しているかどうかではなく、その一手が前に進めているかどうか。
それがすべてです。

今日も、「アキバのつぶやき」に来てくださって、ありがとうございます。

コメント

コメントフォーム