アキバのつぶやき
2025.04.04
関税をあげる事で、自国が潤うのだろうか?
経済の仕組みは正直なところ疎いので、トランプ大統領の意図がどこにあるのか理解ができません。一般的に関税をあげることで、海外製品が高くなり、国内製品が相対的に安く感じられるようになります。これにより、国内産業が競争力を維持しやすくなります。特に、発展途上国や新興産業では、関税によって自国の企業を守り、成長を促進する効果が期待できます。
今回のトランプ大統領の言い分は、自動車分野で言いますと、国内メーカーが安い輸入車によって、苦しめられているから関税をあげ、国内メーカーの競争力を高めるという事になるのでしょうが、本質は価格が安いだけで海外の輸入車が買われているのだろうかと思えてなりません。メーカーとしての努力不足により、消費者に受け売れてもらえる車を製造してこなかったという事もあるのではないでしょうか。
ですので、単に関税をあげて競争力を維持向上できるか疑わしいのではないでしょうか?国内メーカーの車が安くなったとしても、魅力のない車を購入しようという消費者はいないと思われます。
トランプ大統領のことですから、そんなことは分かっているのでしょうが、株価も連日の暴落で不安な気持ちが増しています。関税引き上げは本当に、アメリカ経済にとって有効な手段なのか判断するにはもう少し時間が必要ですね。
2025.04.03
新年度の建築基準法改正と建築条件付土地の将来
新年度になりますと、様々な方面で法改正が施行されます。我々の業界では、「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」が一番に注目されています。概要といたしましては、「原則全ての新築住宅・非住宅への省エネ基準適合の義務付け、構造規制の合理化などに係る規定について、公布の日から3年を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとされています。」
これは、2050年の脱炭素社会実現に向けての法改正と受け止められます。
一方で建築予算が高くなり、原価も高騰することになりますので、地場の工務店様や中小の分譲業者にとりましては、厳しい経営環境を強いられるのではと思います。そういったところからか、建築条件付きで売り出していたが、一定期間販売できない土地は、建築条件を外して売却する土地が増えてきているように感じます。
自社の住宅を建てることに誇りをもって頑なに建築条件を外さなかった業者様が、そうは言っていられなくなってきたのでしょう。ある面、まっとうな経営判断だと思うばかりです。
弊社は不動産業の免許以外に建設業の免許も所得しており事業を営んできましたが、コロナ以後の建設資材の高騰で、事業形態を土地売買にシフトしました。自社の事業への思いに執着してしまい、企業としての使命を果たせないという事態になることは避けなくてはなりません。
今回の法改正において、これからの土地売買をどのように設計していくことが大切かを、しっかりと社内で議論し、社会に貢献できる企業としての変化を止めることなく、継続していかなければいけないと気持ちを新にしたのでした。
2025.04.01
新
今日から新年度の始まりです。我が末娘も、新入社員として本日より新たに社会人の仲間入りを果たしました。親としましては、肩の荷がおりた感じですが、本人はそれなりにプレッシャーを感じていることでしょう。
慣れないことや、初めて会う先輩社員との関係など、「新」から「慣れ」になるまでは、緊張感をもって業務に臨むことになります。これは、新社会人だけではなく、新たに転職を果たした方も同じ感覚ではないかと思います。
新しい職場の慣習に早く慣れようと、過去の自分を改めなくてはいけない場面に遭遇することは、多々発生します。そこで、それをストレスとして感じ、それに押しつぶされて、結果転職は失敗だったと感じるか、一方でこれが自己向上のチャンスだと前向きにとらまえるかで、その後の人生は大きく分かれれることになります。
新年度を迎えて、改めて「新」をどう自己に落とし込み、社会の役に立てられる仕事に転嫁できるか思考を深め、粛々と日々の業務を遂行していきます。
本日は、エイプリルフールですが、最近ではあまり言わなくなったように感ずるのは、私だけでしょうか?
昔、エイプリルフールの朝日新聞の天声人語欄で、「日本ウソツキクラブがあるらしい・・・」という書き出しで、当時の政治を揶揄する論考が掲載されています。それに対し、政府は真面目にまた怒りの声明を発表するという、何とも笑えない対応をしたとのことです。
現代では、許されない行為になるのだろうけれど、指摘されたほうも、ユーモアセンスで受け止めるコメントを発信するといった心の余裕というものを持ちたいと思う、新年度のスタートとなりました。ユーモアを磨くには、噓を言っても許される新社会が構築できれば、戦争もなくなるのではないでしょうか。
2025.03.31
白い花
白い花といえば、シクラメンを思い浮かべるのですが、この時期となりますと、街路樹にある辛夷の白い花びらがよく目に入ってきます。この辛夷という漢字はどこからきているのか調べてみました。
なんと、つぼみが子供の握りこぶしに似ているからとのことです。またの読み方として「しんい」とも読み、つぼみを乾燥させて漢方薬にするとあり、花粉症など鼻炎や頭痛に効き目があるとのこと。
本当に昔の人は知恵があり発想が豊かだなぁと感じます。情報が少なければ少ないだけ、自分の脳を活用しようとするからなのでしょう。現代のような情報過多の時代に生きる人間は、独創力が低下していると言われますが、蓋しそうだよなぁと思います。
思い切って休日は、一切の情報から遠ざかる時間をもつことを増やそう。そうだ、山登りが私にはあったのだ。天気が良ければ、兜岳に登ろう。
2025.03.30
防犯カメラ
今日、電気通信工事の事業を経営されている、お客様と話をしていました。独立当初は、携帯電話のアンテナ基地の撤去の仕事がメインだったようですが、1年ほど前からきっぱり仕事が無くなったとの事。それで、今は防犯カメラを事務所や個人の家庭に設置するお仕事にシフトされて、依頼が右肩上がりで増加しているとの事でした。
私は、そちらの方面には無知で、「防犯カメラって高いのでしょう?」と聞きますと、アマゾンで1万円ぐらいで、Wi-Fiにつながり太陽光パネルで電気を供給できる室外型の商品もあるとの事。物騒な世の中を反映してか、供給が盛んであり品物の価格も下落しているのでしょう。ですので、品物自体はお客様に購入してもらい、設置をしてあげているとのことです。その理由は、商品も提供するとなると、その分仕入れの手数料がかかりお客様の負担が増えるのが理由だからとの事でした。とても親切な営業を展開されていると感心するばかり。
知っていながらお客様の負担を増やす仕事をするのではなく、できるだけお客様の立場に立ってよい仕事提供することをモットーするその姿勢に敬礼を捧げ、私もそれに負けず劣らずきめ細かなお仕事を、提供していけるように精進してまいります。