アキバのつぶやき
2025.01.28
建築計画概要書ってどこにあるのか?
既存住宅の売買の媒介を行うときは、現在の建物が過去にどのような内容で建てられたかを調査することが大事となります。
「建築基準法では、建物の建築等を行う際には、工事に着手する前にその建築計画(建物の設計等)が建築基準法の規定に適合しているか、建築主事の確認を受けなくてはならないとしています。これを「建築確認」といいます(この建築確認業務は、建築主事のほか指定確認検査機関が行うこともできます)。」:スーモ様のサイトより引用
よく言われている建築確認申請というものです。これは、一般に公開されずに建築主に交付されるもので、大切に保管してほしい書類です。それとは別に、一般の方でも閲覧できて写しを交付してもらえるのが、建築計画概要書といわれるものです。役所に行けば簡単ん入手でき、今ではパソコンを操作るだけでプリントアウトできます。ですので、窓口で職員さんの手を煩わせずに入手できる特定行政庁が増えてきました。
枚方市の場合は特定行政庁ですので、枚方市役所の別館に行けばいいのですが、アキバホームが力を入れているエリアであります、宇治市、城陽市等は、京田辺市にございます山城北土木事務所に出向くことになります。うっかり枚方市の感覚で各市役所に行きがちです。また、古い建物ですとそもそも概要書が存在しない場合があったり、完了検査済を受けていない物件もございます。ない場合は、計画通りに建築されたという証明性に劣ることになります。
一つ一つの建物には、それぞれの過程を踏んで存在しているのだなぁと思いますと、直ぐに取り壊して新築するというスクラップ&ビルドという事業に疑問を抱くことが少しある今日この頃です。
2025.01.27
苦しまぎれ
本日、フジテレビ首脳陣の記者会見が行われております。つまらない質問がありますが、答弁を聞いておりますと、どうも経営陣は苦しまぎれの応答だなぁという感想です。何だかんだ言って、被害者のプライバシーや人権侵害を盾にとった会見の流れです。こんな会見を行って、被害者の女性は救われるのでしょうか?余計に心苦しめられる状況に追い込まれてしまうのではないでしょうか。
今思えばというのは単なる言い訳でしょう。肝心なところに触れると第三者委員会でとか、逃げの一手。これらから、以前からしっかりとした倫理観やコンプライスが確立されていなかったということでうす。このような会見を行って本当に当事者が納得できるのか大きな疑問を抱くしかございません。
社内の常識が社外の非常識というのが、結構存在します。これは「他山の石以て玉を攻むべし」として、零細企業であっても肝に銘じていかなければいけない原理です。
極論すると、事業の目的が何処にあるのかということに尽きるのではないかと思います。利益、売り上げ、視聴率というような小我を目的として、経営をすれば、今回のような人倫を逸脱するような行為は、反省するべき行為であるという認識に至らないと思います。
私たちはそれぞれにそれぞれの目的意識をもって行動しています。また、その位置がどこなのかで、行動の質は大きな差を生むということを改めて感じる会見でした。
事実は闇の中ということなのでしょうね。
2025.01.26
道路は見た目で判断してはいけない。
不動産の売買で一番気を使うのは接道です。公道であれば制約は少ないのですが、私道であってもどのような道路かによって、再建築ができなかったり、インフラを整備するにあたり、掘削の同意が必要な場合が出てくる。所有者が判明し同意書を取得することが出来れば、いいのですが、生存が不明であったり、企業が倒産或いは解散している場合は同意書を取得することが出来ません。
私道所有者不明の場合、買主様として気がかりの一つに、再建築時における上下水道の引き込み工事ではないでしょうか。下水に関しては下水道法第11条により、道路地権者不明でも公共の福祉が優先されるという観点から工事が可能です。水道工事は原則として受益者負担が原則ではあるものの、現在住宅が存在しているのであれば既設管を再利用することも可能となります。
また、平成9年12月18日の最高裁判例において、位置指定された道路の水道・下水・ガス管などの掘削については、原則として道路所有者の承諾は不要であるとされています。ですが原則不要であるとしても、所有者が現れた場合には、掘削に関しての同意を得ておかなければ後々トラブルが予測されます。
いずれにいたしましても、私道に接道している場合は、入念に調査しトラブルを未然に防ぐ施策が大切となります。「事前の一策、事後の百策に勝る」の言葉を肝に銘じ、道路調査は慎重に丁寧に行うことが大事です。
2025.01.25
タイミングをご縁というのでしょうか?
本日、中宮山戸町の古家付き土地の売主様とご面談させていただき、売却の担当業者としご用命いただきました。ありがとうございました。
雑談していますと、何とも出会いからタイミングといいますか、偶然が重なったねぇというお言葉をいただきました。最初の出会いは、物件の確認に現地に行ったとき、所有者様が室内のお片付けに偶々、来られていたのがきっかけです。そして、その場でご挨拶をさせて頂き、ご売却のご意志があるとの事でした。年が明けてご挨拶に伺いますと、ちょうど電話しようと思っていたとの事。
それで本日お会いできるお約束をいただきました。私たちの仕事というのは、概ね何度お伺いしてもお留守だったりしてお会いできないケースが多いものです。また、ちょうど売却を検討していたところだ!なんていうグッドタイミングに出会うことはほぼございません。
昨年末、こちらでつぶやいております、長尾家具町二丁目の古家付き土地を購入させていただいた時も、不思議なご縁を頂いたことがございましたが、今回は所有者様が、私に電話して聞いてみようと思ったまさにその時に、私が現れたという事で、強いご縁を感じ競合他社に声掛けせず任せることにしますと仰って頂きました。
人というのは、自分が思ったときに思ったことが起こると、相手と同化するのでしょうか。自分の気持ちを分かってもらっているという安心感が沸き起こるのか、信頼関係が構築しやすくなります。ところが、何度訪問してもいつも忙しい時に来たなぁ!とか、まだ売却する気がないのにどうですか?どうですか?と自分が思っていないことを訴求されると、反対に信頼関係は崩壊する方向に向かうのでしょう。
という事は、お客様が何をどんなふうに思っておられるかを推察し、事前に仮説を立てて訪問し、その仮説をお客様に訴求する力が、これからの営業パーソンには必要条件という事なのではないかと思います。超能力者ではない凡人が、そんな神通力が身につけられるかと思うのですが、思考訓練と実際の体験と場数によって、私は研ぎ澄まされていくと考えております。
ただ、その域に達するには、人が好きだという事が大前提となるのではないでしょうか。
2025.01.24
気晴らし
人間は気晴らしが必要といわれます。ずっと同じ作業をしていると、飽きてきます。適度に違う事をするとか、違うことを考える事で、気分転換がはかられ新たにまたそれに取り組む気持ちが沸き起こってきます。昔は現代ほど変化のない日々が続いていたのでしょうか、祭りごとで気を晴らしていたのでしょう。普段日常の日々をケとよび、行事や祭りごとの日をハレの日といっていました。
人は、気分が大事という事でしょうか。独房に入れられて何もしてはならないといわれるほど、辛いものはないといわれます。では、気晴らしばかりを追い求めていれば、幸福かというとそうとも言えません。緩急といいますか、緩みすぎると堕落するのが人間です。なかなか複雑で面倒な部分を多く持った生物です。
面倒くさいことがたくさんございますが、それを自己の責務として対応し進化させていくことで、気晴らしにつながる場合があります。それが達成感というものだと思います。ある作業をしていますと、もうしんどい、やめようか!とふと心折れる時でも、結果の巧拙は別としてその気持ちに打ち勝ってやり抜いたときに喜びを満喫し、気晴らしできるのでしょう。
今日も為さねばならないことを為していこう。