アキバのつぶやき

2025.02.10

何があれば、そう考えなくなるか?

 思い通りに仕事の成果をあげることが出来ず、苦悩してばかりというビジネスパーソンは多いと思います。私もその一人。そこで考える事は、何が原因でそうなるのだろうと問題ばかりに目がいきがちです。例えば、売り上げが減少していているのは、活動量が少ないからだとか、営業力が低下しているからだとか、様々な原因を考えてその対策として、何が効果があるのかとあれこれとチマチマと考えを巡らしてばかりです。逡巡の日々を過ごす毎日です。対策が的を得ていれば、成果は早期に実現できるのですが、なかなか的確な対策を打てずにいます。仮説と検証のサイクルを只管回すしかないのでしょうか。当たるも八卦当たらぬも八卦の考えで、とりあえずやってみるという事が日常の業務の中で行われいます。

このやり方を慣行していると、心身ともに疲弊してしまうのではないかと思うようになりました。自己嫌悪に陥り、前向きな思考と行動が損なわれるように感じます。成功体験がない状態を続けることは、苦痛しか残ってこない。その人の性格にもよるのでしょうが、失敗を喜ぶ人は稀でしょう。日々の出来事をどのような見方をするかで気持ちの落ち込みを防御しているというのが現実です。

そこで、✕✕をすれば△△になるという考えがあれば、〇〇があれば、そのような考えにはならないものは何か?またそれは、存在するのだろうか?という違った角度の質問をしてみるのはどうでしょう。私はある結果の原因を短絡的に、これではないか?あれではないか?と考える質です。これからは、それが原因ではないというには、何があればよいのかという思考の仕方をしてみようと思っています。そうすることで新たな解決策に気づく可能性が高まるのではないかと思っています。

このやり方で仕事を設計しますと、前向きな行動の案が出やすくなり、モティベーションも低下することなく仕事に邁進できる感じがしております。よし、本日より実践してみよう。

2025.02.09

不動産営業もデータが重要な時代になったのか?

 不動産関連のデータを提供してくださっているこちらの会社様のレポートを引用します。私は、相続案件に集中して営業活動を日々行っておりますので、相続された不動産がどれくらいの期間で売却されているのかという傾向を知るためにとてもありがたいデータです。

以下引用
調査によりますと、全国平均では土地は3ヶ月で4%弱、1年で約7.8%が売却されているとのこと。 区分建物は1年で約18%が売却されており、売却率が高いとのこと、また建物の売却率は低く、1年後も約3.4%に留まっているようです。
関東と関西では、若干の違いがあり、都道府県単位で見ていきますと、「関東一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の場合、土地・建物それぞれ1年経過時の売却率は、全国平均 約7.8% (土地)、約3.4% (建物)を上回っています。」区分建物においても関東三県は全国平均を上回る売却率となっていますが、東京都は全国平均(約18%)を下回っています。 (1年経過時で15.4%)
関西二府三県(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県)について、土地の売却率はいずれも全国平均 (約7.8%) よりも高く、特に大阪府では1年後までに約13%が売却されています。
引用終わり

私たち不動産業者といたしましては、このようなデータから自身の営業活動をどのように組み立て設計していくかという解釈の精度が問われます。同じデータでありながら考察の仕方で大きな成果の違いが出ます。知恵の出しどころです。

相続以外にも様々なデータを提供されているので、ご興味のある方はぜひ会員登録されてはいかかでしょうか。

2025.02.08

寒波踏襲で思うこと。

 昨晩の退社する19時頃は、激しく雪が降っていました。自宅に近づくにつれて雨に変わりました。車の温度計は3度でした。寒さには結構強い方ですが、このところの寒波には寄る年波には勝てず、堪えます。来週半ばあたりから少し弱まるとの予報ですが、自然の現象であり人間がどうすることもできないのであるから、愚痴を言っていても仕方ございません。

知識に目的を加味することで、技術が生まれます。知っている、感じているだけで、うっちゃらかしてしては、進化と向上は実現できません。
知識をより多く蓄積することだけに終始することなく、技術を使って付加価値を生み出し、企業の繁栄を長期的に維持していくことが、企業人としての働く目的となります。

同じ状況であるにかかわらず、業績を上げている企業がある一方で、なかなか業績に結びつかず右往左往している企業が存在します。この違いは、技術力の差という事に尽きるのではないでしょうか。もの作ることだけが技術ではなく、販売の仕方や仕入れの仕方、経理も技術の一つです。
技術に磨きをかけることを怠ると、前進する力は減損するという事を肝に銘じ、精進してまいります。

2025.02.07

思い込みと、知ったかぶりは過ちを呼ぶ

 とても、気になる不動産売却時の譲渡税ですが、所有期間で倍の税金が課されます。長期所得していた不動産を譲渡した場合は、2037年までは所得税に対して2.1%の復興特別所得税が加わり、住民税と合わせますと20.315%の税率になります。
ところが短期所得で譲渡した場合は、41.1%の税率が課されます。倍の税率となります。大変大きな違いとなります。では、短期と長期の違いといいますと、所有期間が譲渡した年の1月1日時点で5年が経過していなければなりません。

という事は、極端な例ですと1月2日で5年が経過する場合は、短期譲渡とみなされますので、41.1%の税率が課されます。ここを見落としてしまいますと大きな損害をお客様に与えてしますことになります。しっかりと理解されて41.1%の税率でも構わないというのでしたら問題はないのですが、よくあるのが、それを言ってくれていたらあと一年売却時期を伸ばしたのにという事になりかねません。

営業パーソンが知識として知っておらず、お客様に「大丈夫5年経ちますから、長期譲渡所得になります」という説明を行い売却した場合は、これは損害賠償の対象となります。税金というのはとてもデリケートな部分が多々あり、物件の要件によって適応出来たり出来なかったりするケースがございますので、しっかりと適応要件を精査し、最終は行政庁への問い合わせや税務署への確認をお客様にしていただくことが大事です。

何事も、知ったかぶりは大きな損失を被ることになります。私も思い込みを排除し、初心に戻り十分気をつけて知識のブラッシュアップを行っていこうと肝に銘じます。

2025.02.04

外部の研修制度は必要か?

 本日は、休日でしたが面談のアポイントがあり出社しました。二件ございましたが、私よりもずっと若い営業パーソンで、私の息子と同じ世代の方です。フレッシュ感がありとても楽しい時間を過ごすことができました。

面談が終わり、私の社会人ほやほやの若き頃を思い返しました。営業職として初めて就職した会社は、新人社員は外部の研修を受ける規定がございました。自社の上司が研修するのは、OJTで行うのが通常で、先ずは外部の研修会社の方が、社会人としての礼儀なり、名刺の出し方なり、初歩の動作や服装などの身だしなみについて、結構細かいところまで教え込まれました。

期間は1週間だったのか、三日間だったのか、40年前の今となっては記憶が定かではございませんが、ビジネスホテルに軟禁状態で、夜も外出禁止だったた記憶がございます。参加人数は百人近くいたと思いますが、10名弱のチームに分けられて、チーム内で初回面談の動作や、商談になった場合のアプローチトークのロールプレイングをしたりして、良かった悪かった点をディスカッションしていました。また、チームに出された課題に対して、今では見ることのないA2判の模造紙に、マジックで対策を描きだしたりして、全員の前でプレゼンするということもありました。今ではパワーポイントなどのツールなどを使ってスマートに行うのでしょうが…。(笑)

今思いますと、そのような外部の方の研修を受けることで、いつもと違う教えを吸収できましたし、研修を受けたことで先輩の仕事の仕方などと比較することができ、客観的に自分の営業スタイルの巧拙を検証することができたのではないかと思えてなりません。同じ社風といいますか空気の中で仕事をしている方の研修も必要な部分はあるかと思いますが、それでは新鮮な気づきは得にくいのではないかと思います。マンネリ化することで、企業は衰退の一途に向かうといわれています。

人で考えましても、同じ血の流れを受ける者で交わって生まれてくる子孫は、遺伝的に不具合が生じる確率が高くなります。企業も社会の公器として考えますと、違う血の流れを入れ、他の業界や部外者の考えを注入することで、組織が活性化されるのではないかと思うのです。

人も企業も新陳代謝を旺盛することが必要だなぁと思いました。