アキバのつぶやき
2025.02.21
経験に意味と価値のないものは無い
昨日は、前職の同僚より物件のご紹介をいただき、東大阪に行きました。今でも気にかけてくださり感謝の気持ちで一杯です。狭小の土地で弊社としては得意としており、なおかつ河内永和駅より徒歩5分以内のとても便利の良い立地でした。購入できましたら、また詳細をご紹介したいと思います。
内覧を終わりお昼ご飯時でしたので、一緒に昼ご飯を頂きました。久しぶりに会って、昔の思い出話に花が咲きました。そんな中、当時は嫌で嫌でできれば避けたいと思って取り組んでいた仕事が、今となっては良い経験と価値となっていると、改めて思いました。人生の体験や経験は、その時々に真剣に取り組めば自身の血となり肉となり、大きな財産になるという事を痛感します。
過去の辛かった仕事や狡猾な上司の話しを、今となっては笑い話にできる事を、お互い感謝の気持ちで受け止めて別れました。
人生に無駄なことはない。スティーブ・ジョブズ氏のコネクティング ドットを日々の仕事になかで意識して前進していこう。
2025.02.20
府民の森
昨日は、友人と四ヵ所ある大阪府民の森の一つ、星田の森に行ってきました。当初の計画では、近所にある岩船神社で岩窟めぐりをして身も心も禊をしてから行くつもりでしたが、先日の積雪により拝観中止で入山できませんでした。きっかけはいつも楽しみに見ている、こちらの番組で取り上げられていたのです。ただ、拝観のルールがございまして、一人では入山できず年齢が75歳までとの事です。年齢制限にはまだ15年近くありますが、一人では拝観できないのが問題です。自宅から近いので、はて?妻を同伴しようかとも考えましたが、どうも頼りなく、いつも山登りを共にしている友人を誘うことにしました。ただ、それだけでは物足りない感があり、星田の森とセットで計画したのです。
なんと、友人の情報によりますと、星田の森は60ヵ所ほどの低山を縦走できるとの事です。全部は無理としても、登りごたえのありそうです。結果、2時間半ほどで約5キロを歩くことが出来ました。ちょうど13時前でしたので、久しぶりにうどんのかま盛さんに行きました。数組のお客さんが待っていて、待合室には芸能人が食事している写真やサインの色紙が張られていました。昔はなかった記憶なのですが、有名店になられ駐車場も拡充されていました。
あ~、美味しかったぁ~!!
次回はなるかわの森とセットで岩船神社の拝観を計画しています。
2025.02.17
競争ではなく、競走でいこう!
優秀な経営をするには、様々な戦略があると、様々な著書で紹介されています。なかでも、競争戦略というものが一時もてはやされたことがあります。米国のマイケルポーター教授が提唱したことがきっかけで、ロングセラーとなって、今でも書店に置かれています。当時は秀逸の戦略だと喧伝され、猫も杓子も競争戦略、競争戦略だ!5フォース分析だ!とマスコミをはじめ大手企業で取り入れていました。気がつきますと、最近ではあまり耳にしなくなりました。当然のことですが、永遠に効果がある戦略というものは存在しないのが世の常です。ライバルもあの手この手で戦略を駆使し攻勢をかけてきます。
また、相互に競うことで、お互いが疲弊します。最後は体力のある企業が生き残ることになります。競争のない世界は存在しないのですが、争ってばかりではなく、お互いが力を合わせて走行するような社会が到来したらどうだろうと思います。
小学校の体育会では徒競走や、棒倒しの競技が無くなっていると聞きます。一等や二等という順位付けや勝ち負けといった競い合う競技は教育上良くないという理由なのでしょう。そこには、結果がすべてという思いが存在するからではないでしょうか?こちらでもつぶやきましたが、そのプロセスに重点を設け、他者と競う目的は、あくまで自分の体力なり走力を共に向上する手段とすれば、勝っても負けても感情論にはならないのではないかと思います。
私たちの仕事でも、他社より多くの利益を上げる事、売り上げを伸ばすことに執着するのではなく、お互いが長期の利益を確保しうる健全な企業となることを目指し日々の業務に走り続けていこう。
2025.02.16
事実判断と価値判断
仕事をしていくうえで、客観性と主観性の両面で物事を判断する思考システムを習慣としたいと思っています。どうも、客観的事実から自分の嗜好するものへと事実を捻じ曲げて解釈する思考の癖があります。これでは、自己本位となり、間違った判断をしてしまいがちです。
先日、ニュースを見ていますと就職氷河期世代というジェネレーションがあり、40,50代の会社員がそれにあたるとの事です。現在の新卒さんは、初任給が30万円という企業が続々と出てきて、給与の環境は改善されて羨ましいと思われています。マスコミの報道では確かにそうなのでしょうが、果たして新卒社員さんは、幸福なのでしょうか。昨今はお米騒動もあり物価高騰が続いており、また住宅の建築コストも高騰しています。ですので、初任給が上がったといったところで、就職氷河期世代と同じく高額初任給世代もマイホーム取得率は低位を維持するのではないでしょうか。
マスコミやSNSの情報を鵜呑みにして価値判断してしまう思考停止状態に慣れていると、本質を見る力が養うことが出来ません。この世の中、絶対的な正解は無いので、自分なりの見識とか解釈を持つように努力することが、益々大事になってきていると思うのでありました。
2025.02.15
生命と企業は動的平衡が必要
生物学者なのか、物理学者なのかは定かではございませんが、福岡伸一先生が書かれた動的平衡という著書を昨日の休日読了いたしました。難しい言葉ですが、簡単に言いますと、部分的には絶え間なく変化し動いているのですが、全体から見るとそこには一定の平衡状態(バランス)が保たれているという事です。調和ある世界という事でしょうか。
実際の生活の中に目を向けますと、この地球も感覚の上には感じることが出来ませんが、自転と公転をして動き続けています。そしてそこに宇宙の調和が存在しています。不思議な世界に生きているのですが、それが当たり前に感じ、ミステリアス感を持つことは少ないです。そして、宇宙のすべてはそのまま永遠に生き続けることはできません。
私たちの日々の活動を考えましても、頑丈に作られた建物であっても、メンテナンスをしても次第に劣化し、放置しておりますと劣化のスピードが増加しやがては崩れてしまいます。デスク周りも、整理整頓した部屋も、時間が経過すれば散らかり、勝手に整理された状態へ戻ることはありません。生命現象も同じく、規則正しく高く活動している状態から、酸化や老廃物の蓄積などによって、活動の秩序を失う方向へと進んでいきます。そして、その秩序が崩壊されたときに、生命の終わりを迎えるのです。ところが、生命は特別なメンテナンスを日々行わずとも、寿命までは生き続けらるようです。
なぜそうなのかは、以下に引用します。
『生物が動的平衡を保つことによって、エントロピー増大の法則と絶えず戦い続け、より長く存続しようとしているからです。法則が生命現象を壊すより先に、わざと自らの一部を壊し、新たなバランスで作り直すことによって崩壊を免れている。「古くなって壊れたから新しいものに入れ替える」のではなく、「まだ新しくても先回りして壊し、新しく作っている」のです。』
このことから、人の生命を企業の存続に置きかえますと、企業のイノベーションと同じ概念です。常に新たらしい取り組みに従事していかなければ永続的に社会に貢献出来ないという事です。企業を法人と言います。ですの企業も人と同じく動的平衡を参考に、社会のエントロピー増大の法則に抗いながら活動していくことが肝という事だと感じたのでした。