アキバのつぶやき

2025.05.17

いよいよ、住所等変更登記の義務化がスタート

 令和7年より、宇治市と城陽市をメインとして、営業活動を行っています。弊社は枚方市にお店を構えておりま。ですので、名刺をお渡ししますと、お客様より、「あらまぁ~、どうしてこんな遠くに」と、ねぎらいの言葉なのか、訝しい意味の言葉なのでしょうか、よくそのように聞かれます。私が、担当エリアが城陽市・宇治市ですと答えますと、ご納得いただきます。そもそも、会社から車で20分ちょっとで、移動できます。私も当初は遠いなぁという感覚を持っておりましたが、習慣とは恐ろしいもので、枚方市の端に移動するよりも早く感じます。

 先日、宇治市のある場所で、どなたも住んでいらっしゃらないように映るお家が、訪問先のお客様の家の前にございました。登記簿謄本を取得しますと、所有者様の登記住所が伏見区と記載されていました。それで、本日早速訪問したのですが、同も見当たりません。それで、通りすがりのおばさまに所在を聞きましたら、だいぶ前にその建物は取り壊されていることがわかりました。

 こうなりますと、所有者様が今どちらにお住まいかを調べるすべは、いち不動産営業マンではございません。もちろん固定資産税の徴収が各市町村にはありますので、所在地は把握されていることでしょうが、これに関しては個人情報保護法に抵触することになりますので、窓口で教えてもらうことはできません。個人情報保護法施行前は、固定資産台帳を閲覧できましたので、空き家の所有者様の住所が確実に判明できました。ですので、窓口にはまさしくその道らしい方が、金ぴかの腕時計をちらつかせながら、メモを取っていました。

 空き家がなかなか減らない原因の一つとして、問題視されてきた背景でしょうが、やっとのこと、法務省も住所や所有者の変更が発生した場合は、登記手続きを義務化することになったのだと推測されます。来年の令和8年4月1日からスタートします。
 詳しくはこちらの特設サイトを参照してください。

 

2025.05.16

しあわせ

 ホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領が、89歳で亡くなられたとの報道を聞き、初めてこの方の存在を知りました。

また、ムヒカ氏は、「質素な生活」ぶりから「世界で一番貧しい大統領」とも揶揄されていました。大統領在任中も、農場での生活を続け、そのつつましい生活は国民から親しまれました。これは、必ずしも物質的な豊かさだけが幸福に繋がるわけではない、という彼の価値観を示していると思います。
 また、彼は大量消費社会を鋭く批判しました。現代社会において、消費を通じて幸福を得ようとする傾向が強く存在します。でも、ムヒカ氏の批判は、そうした価値観とは異なる幸福のあり方があると私たちに示唆してくださったのではないでしょうか。
さらに、おととしのNHKのインタビューで、若い世代へのメッセージとして語った「生きるための大義名分を見つけることが大切です」という言葉は、内面的な充実や、自分が何のために生きるのかという目的意識と、自分なりの価値観の確立が、人生の幸福にとって重要であるということを、伝えているのではないでしょうか。
 貧困の中で生まれ、波乱万丈の生涯を送りながらも、権力や富に固執せず、質素に生きることを選んだムヒカ氏の姿は、「本当の幸福とは何か」を、私たちに問い直すきっかけを与えてくれるように思われます。快楽を求めることで、幸福に近づくという考えもありますが、快楽はいつもいつも得られるものではございません。逆に思い通りにならないのが世の常です。その時に人は不平や不満の感情を沸騰させ、それをコントロールできない人は、洋装できない事件を起こしたりするのではないでしょうか。
 自国の利を最優先とし、その為には相手国の事情を顧みないという行動に出る大統領は、ムカヒ氏とはどんな人物に映るのだろう。私たちにとって、人としての生き方を見直すきっかけになれば、ムカヒ氏の功績は、より一層世界に称賛されるでしょう。
 ご冥福をお祈りいたします

2025.05.15

ビジョン型か価値追求型か

 今日は葵祭とは知らず、京都市内への営業に向かいました。沿道には見物客と、警察官の姿で一杯でした。10年ほど前に出町柳駅近辺で見物したことがあります。今日は、車中から偶然前方から進んでくるのを見ることが出来ました。

 営業という仕事は、自己管理が重要です。サボろうと思えばサボれる職種です。訪問先がお留守でしたので、時間をおいて再訪問しようと考え、左京区静市近くの運動公園の駐車場に営業車を入れました。営業車らしい車や作業車が、一定の間隔をおいて止まっています。シートを倒しお昼寝されている方も散見されました。やる気が失せて昼寝をされていたのか、英気を養うために昼寝をされていたのかは分かりません。

 日々の仕事へのモティベーションを維持する方法を求めるビジネスパーソンは、尽きることはないようです。メールアドレスには、自己啓発的なセミナーへの勧誘や、毎月のビジネス系の新刊も、コーチングを含め、そのたぐいの書籍の出版が絶ちません。それだけ人は、物事を継続することが苦手なのでしょう。

 昔、流行ったのは手帳に目標を書いて、毎日それを見ると、夢や目標が叶うといったものがありました。また、それでは飽き足らず、達成の日付も設定しなさいと喧伝されてもいました。私は、どうもそういう目標数値を設定するのが息苦しく感じるタイプで、試しにやってみたことはございましたが、案の定、挫折するばかりで、逆にモティベーションが下がったことが多かったです。
 

それで、数値目標を設定するのではなく、その仕事に意味を持たせるようにしました。例えば、この仕事は、お客様に安心を届けることであるという感じです。このように仕事の価値を、目標に設定するのです。自分が定めた価値が、お客様に提供できたのか、どうかを求めていく。そういう仕事のやり方を続けていきますと、その為に何を改善しないといけないか、どういうスキルが必要なのか、またチームに何を求めないといけないかなど、自分の行動を自然と分析するようになります。そして、仮説を設定しそれを実行に移し、検証するというサイクルを日々の課題としていました。

 思い通りの結果が出なかったときは、もちろん辛いのですが、続けていくうちに試行錯誤することに面白みといいますか、情味を感じるようになっていました。そこで気づいたのが、私はビジョン設定型ではなく、価値設定型の方がモティベーション維持に効果があるということです。

 十人十色といいますので、モティベーション維持のやり方に違いがあって当然です。大切な事は、自分で考え自分で行動し、他人から押し付けられるのではなく、自己にとって何が向上に寄与するのかを納得することではないでしょうか。
 老子の言葉に、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教よ」という訓言があります。他人から与えられてばかりでは、いつか滅びる時がくるが、自分で稼ぐ力を身につけると一生食べることに困らないという意味です。新社会人さんは、自分らしい仕事のやり方を、一日でも早く見つけるのだという気概で、日々の業務に従事してほしいです。

「自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ」。リクルート社の創業者であります、故江副 浩正氏のことばが、私のモティベーションの座右銘です。

 

2025.05.13

伝えることから、はじめよう!

 テレビ通販最大手といっても過言でもない、ジャパネットたかたの創業者であります、髙田 明氏の著書を読みました。なんと我が息子と同じ大学をご卒業されていました。ご自身の体験談のような内容で、リアル感がありビジネスをしている人にはとても参考になると感じました。

 立身出世した人というのは、ストイックで高い目標をしっかりと定め、それに向けてがむしゃらに仕事に没頭するというタイプが多いと思うのですが、髙田氏はタイプを異にします。目標は漠然とは設けるのですが、達成できない事態に陥ったら、ちがう目標を設定し、今をどうするかに集中するとの事です。その積み重ねがあって、現在のジャパネットたかたがある。創業当初から、年商○○億円というようなアドバルーンを掲げるのではなく、毎日の商売をどうするかに意識を向けて改善工夫を継続してこられた。

 日々の行動を振り返り、常に更新していくという事が、商売では一番大事であると言い切っておられます。行き当たりばったりではダメでしょうが、ある程度の方向性を打ち出し、どうすれば昨日より今日、売り上げがあがるのかという、目の前のことに頭を使い体を動かし仕事に向き合う。そういうなかで、色々なアイデアが生まれ、売り方の工夫が実現できるのです。成功者というのは、できない理由を嘆くのではなく、どうすればそれが出来るのかという方向に思考を向け、愚直に努力を重ねることができるのでしょう。そして、その行為が人間としての価値を高め、徳が備わるのではないでしょうか。

 最後に感動したのは、コミュニケーションは相手に伝えるで終わっていてはいけない。しっかりと相手に伝わってこそ、価値があるという意識をもっことが重要である事を、改めて著書を通じて感じることが出来ました。

 美文ではない文章ですが、実業に生きた熱い男の心を感じさせてくれました。

2025.05.12

当事者意識が有るか無いかが、仕事のセンスに現れる

 日々、会社に出勤していますと、様々な作業や依頼を受けます。それを、どう受け止めるかで仕事の品質に差が出ます。自分事として受けとめると、想像を巡らせて仕事をしようとしますが、他人事と感じれば、ことの重要性も認識することなくスルーしてしまいます。

 その人間の性格といいますか、仕事へ取り組む姿勢がいい加減では、いつまでたってもセンスの良い仕事を提供することはできません。外部からいくら注意しても本人の自覚がなければ、暖簾に腕押し、糠に釘。

 他人を変えることはできないとよく言われます。その通りです。ではどうすればいいのでしょうか?

 気づきを与えるように指導するという事になるのでしょうか。しかし、それは資本も人材も、教育制度がある大企業に適応できるのでしょうが、中小零細企業ではそのような余裕がないのが現実です。最終的には本人の自覚と適応能力にゆだねるしかないないと思います。これは、わたくし本人にも言えることです。

 常に当事者意識をもって仕事に取り組み、能力の向上に日々努力していくしかないと思います。仕事をする上で、当事者意識が無くなった時には、自分で身の進退を決断しないといけないのではないでしょうか。

カレンダー

«7月»
  1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   

カテゴリーリスト

フィード

ブログ内検索