アキバのつぶやき

2024.11.10

副作用

 何事もやりすぎは反動がきつく返ってくる。もう30年前の事になりますが、「24時間戦う戦士」ではございませんが、毎日終電で帰宅する日々でした。。当然、体調不良が襲ってきます。ただの風邪と軽く考えて、市販の風邪薬を大量に飲んでいました。

基本的に身体は、両親に感謝するほど小さい頃か丈夫な方でしたので、少々の風邪ぐらいで仕事を休むということはございませんでした。
ところが、急に背中に鈍痛を感じ、汗が止まらなくなり、仰向けに寝れない状態になってしまいました。

翌朝、病院に行きますと、血液検査をすることになりました。結果、肝臓のγGTPが異常値の300近くまで上昇していました。お医者様からは、1週間後に血液検査してこの数値が下がっていなかったら、入院と宣言されました。

結局、正常値に戻っていましたので、そのまま帰宅できました。その時思ったのは、薬は飲みすぎると毒になるのだなぁという、薬の副作用の恐ろしさでした。

今多く発生している強盗事件などの社会現象も、もしかしたら、暴対法という厳しい法律によって、犯罪が闇化してきたのかなぁと感じます。昔の事例では、アメリカの禁酒法があります。

強く取り締まった反動で、ブラックマーケットなどで質の悪いアルコール飲料が出回り、法律による抑圧効果は見られませんでした。禁酒法が若者や女性に飲酒習慣を浸透させ、かえって中毒者の増加や、新たな犯罪の出現を促したのです。

いま日本社会を騒がしている、闇バイト問題は、暴対法の反動の現れとすると、益々、悪化し頻繁に起こるようになるのではないかと危惧してなりません。

中庸を行くのが人生の王道なのではないでしょうか。

2024.11.09

締め切り

 仕事でも私生活でも、期限といいますか、締切を設けないとどうも生産性が上がらないと感じます。このブログも自分なりの締切を決めて書いています。それは、要する時間を5分以内に書き終わるという締切です。

そうしないと、ダラダラと時間ばかりが過ぎ、ついに面倒くさくなり習慣にならない気がします。いつ終わるかわからないから、目標を明確にできない。
また、やりたいことが何なのかを見つけることが難しく感じるのではないでしょうか。

命の期限は、お医者様でもきっちりと決めることができません。神のみぞ知るのです。日々をなんの目標も目的意識もなく生きてしまうことに繋がるのではないかと、大いに反省しております。

自分はいつまでも生き続けるという幻想を拭い去り、自己暗示をかけてみるのはどうでしょう。例えば、余命あと一年とかどうでしょう。でも、どこかでいや一年では死なないと思うのでしょうね。

そうして、人生で後悔する原因を作るのが人間なのかなぁと思うのでした。

2024.11.08

消去法

アメリカの大統領選挙は、メディアの事前報道に反してトランプ氏の圧勝に終わりました。それでは、なぜこのような結果になったのでしょうか?

トランプ氏に投票したすべての人が、トランプ氏を信頼して一票を投じたのでしょうか?一部報道では、トランプ氏を支持しているわけではないが、ハリス氏では実力不足を感じ、仕方なしにトランプ氏に投票したといった、消去法での投票が大きな影響を与えたのではという声があります。

確かに日々の意思決定を振り返りますと、消去法で選択していることがございます。迷ったときにそういう思考が働きやすいのではないでしょうか。

今月の賃貸経営者管理士の資格試験の勉強をしていますが、自信をもって回答できない問いの時は、あきらかに間違いだという問いを探そうとします。自信がない問題の時は消去法で回答します。

ということは、資格を有するに値する真の実力が身に着いているという観点からしますと、怪しいとも言えます。結果の影に隠れている原因が特定できない場合は、単純に良い結果だけを捉えて、大手を広げて喜んでばかりではいけないという教訓がございます。

「勝って兜の緒を締めよ」です。

人生で起こる出来事は通過点として考えれば、成功と失敗どちらが良いかを判定するのではなく、単なる結果としそれをどう解釈し、どう検証するかというフィードバックを心掛けるていくことが大切ではないかと思うのでした。

謙虚に独りよがりにならずに、しっかりと自身の行動と結果を振り返り、進化と向上を目指していきたいものです。

2024.11.05

悪貨は良貨を駆逐するのだろうか?

 「悪貨は良貨を駆る」という格言がございます。

悪質な行為が善良な行為を阻害する現象を表しています。

昨今の強盗事件では、自宅を訪れたふりをして襲う手口も見られます。このような行為が増えることで、善良な訪問者への警戒心が強くなります。

善意の訪問営業や配達業務さえも疑いの目で見られ、業務の遂行に大きな影響を与えることになります。 真面目に正直に働く人々が安心してお客様先を訪問できる環境づくりが求められますが、すぐに実現することは難しいと思われます。

しかし、ただ拱いていても仕方がございません。何か工夫をしなければ、ご面談できる機会が失われるばかりです。

新たな訪問活動の仕組みを構築することを課題として取り組んでいきたい。

2024.11.04

識別情報

 不動産の所有者を証明するものとして、以前は登記済権利証というものがございました。2005年からは登記識別情報というものに移行して、コンピュータ管理が可能になりました。

現在はこの二つの権利証が存在しています。従来の登記済権利証は高級感ある和紙に文字で書かれていました。一方、登記識別情報はアルファベットと数字で作られた12桁のパスワードで管理されています。ですので、登記識別情報はパスワードに意味があり、パスワードを知っていることで不動産の所有者であることを証明できるということになります。そのため、パスワードは他人の目に触れないように管理する必要があります。ですので、登記識別情報の紙自体には特別な効力は存在しませんが、登記済権利証は紙自体に効力があることになります。

そんな中、12月より約20の自治体で、土地や建物など不動産ごとに17ケタの数字を割り振って住所を識別する「不動産ID」を使って、ビジネスを効率化する官民の取り組みが動き出すとのことです。日頃、実務をしてますと、この地名何と読むのだろうということが結構ございます。特に京都市内のお客様宅をカーナビに入力する時には、手間がかかりますし、該当地が見つからないことがあったりします。

これが、数字のみに置き換えることができれば、不動産業界はもちろんのこと、物流業界や損害保険業界などの企業の業務効率化につながることは必然だと思います。

なかなか便利な取り組みではないでしょうか。早く全国に普及することを願いたいです。

一方で数字で管理されるというデジタルな冷たさも感じます。

何事も一長一短あるのが世の中の真理ですので、良き面を見る習慣を身に着けていきたいものです。