アキバのつぶやき

2024.12.05

高見山

 高見山といえば、私の世代ではお相撲さんの高見山関を思い出します。ハワイ出身の外国力士で、人気の相撲取りでした。また、TVコマーシャルでは、丸八真綿に起用され、「二倍、二倍」というフレーズがいまだに記憶に残っています。そんな昔ばなしの高見山ではなく、関西のマッターホルンといわれている、三重県と奈良県の県境に聳える「高見山」のつぶやきです。因みに、関東のマッターホルンと言われている山は、千葉県にあります伊予ヶ岳です。

昨日の休日に、小学校の同級生と二人で出かけました。友人は、登山の趣味が今年からはじまり、アプリでいろいろと調べています。今回の高見山では登山コースが3コースある、どのコースにするか、車中で検討していました。今回は急な斜面を短時間で登コースを選択することにしました。所要時間は約1時間との情報でした。あとの二つは少し緩やかなのか、頂上までは片道2時間くらいかかるとの事で、初心者にはそちらの方が良いのではないかと話していたのですが、そのコースで熊が最近出没したという情報があるとの事でしたので、それは恐ろしいという事で、辛い急斜面のコースを選択しました。

柔軟体操をしている時に、個人のスマホを落とし画面が割れるというハプニングで始まり、すぐに腰とふくらはぎが痛くなり、前途多難を感じさせられましたが、無事に45分ぐらいで頂上に辿り着くことが出来ました。頂上付近は風が冷たく強かったのですが、絶景を堪能することが出来ました。果たして下山コースを同じコースで帰るのは面白くないという事で、違うルートを選択。途中、熊が出そうな場所が何ケ所かありましたが、幸運にも熊に遭遇することはなく、車まで戻ることが出来ました。

同じ時間にスタートした別の二人組の女性も、ちょうど同じ時間に下山してきました。話を聞くと、登頂には90分かかったとの事。高見山に来る登山者は、樹氷が見たくて訪れる方が多いようです。この二人もそれが目的だったようです。でも1月か2月しか雪は降らないから、その前哨戦で来られたのかなぁ?

時間も13時を過ぎ、おなかも減ってきたので、温泉場に急いで移動し、露天風呂で疲れを癒し、宇陀の又兵衛桜のちかくの町中華で遅めの昼食をいただき、帰路につきました。

運動は心身をリフレッシュする特効薬ということで、次回は奈良市の高畑より、春日大社の原生林を抜け、若草山へ登る、ゆるいハイキングに行くことになりました。また、せっかくなので、もう一人の友人と、いつものお店で夕方に落ち合い、今年の忘年会を行い今年の〆をすることになりました。

2024.12.03

自己弁護を美辞麗句しても、現実は厳しいぞ!

 ある結果に対して、自己弁護をしていては創造性を養うことはできません。また、いくら美辞麗句を並べたとしても原理原則は、容赦なく事実をもって最後の証明となします。

原理原則は、あなたの弁護は巧みだから、今回だけは許してやろうという慈悲は施さないものです。ビジネスも同じです。不景気だから売上が上がらないのではない。お客様に買ってもらえるような体制になっていないから、買ってもらえないのです。

私の業界では、一括査定というサイトが横行して、競争が激化して売却の媒介契約が取れなくなったと、自己の努力不足をそっちのけで他責にする。これを正当と認めていてはいつまで経っても成長はできないと思うのです。創造性も身につけることは皆無でしょう。

売上を伸ばしている会社は同じ環境でも必ず存在します。ということは、努力を怠っていることが原因であるということを、自己認識しなければいけません。見込みのお客様が一括サイトで査定依頼されても、自社に依頼していただけるような体制と、価値あるサービスを創造し提案できるようにしていけば、売上に困ることはなくなります。

だから、現実に対して言い訳ばかりせず、変化を読み取りすばやくそれに対応し、新しいサービスを創造することを怠らない。日々改めに、心新たに仕事に邁進していきましょう。

2024.12.02

次の世代へ

 昨日、同じ業界で働く、20代の女性パーソン二人が、弊社に訪れてくれました。昔の不動産業界の仕事の仕方から、未来向けた不動産業者のあり方で、話が盛り上がりました。

一人の方は、バイリンガルで、英語が堪能。もう一人の方は、デザイン系が強く、今流行りのバーチャルYouTubeを目指せる技能を持っていらっしゃる。これからの時代には必要なスキルを二人はお持ちで、とても羨ましい限りです。

この二人の強みを活かして、不動産業界のあり方を、大きく変えていけないだろうか?色々と考えをめぐらしますと、ワクワクします。地場の不動産業者が独自性を生み出し、大手の仲介業者様と差別化することができれば、地元の業者も元気づけられます。

私も新しいことに挑戦する好奇心を失うことなく、若い世代のスキルと融合して、新たなビジネスモデルを不動産業界にもたらせたら、素晴らしいなぁと思いました。心の若さは失いたくないものですね。

水曜日は、関西のマッターホルンと言われている高見山の登山に挑戦してきます。昨日、頂上に積雪が確認されたとのことですが、冒険心を燃えたぎらせ、安全に頂上を目指してきます。

2024.12.01

感情のコントロールが人生を豊かにする

 I Have a Dream!

私には夢があると宣言したのは1963年のキング牧師です。私たちは、夢がなければ前進しようと思わない。夢が想像という心の働きを生み、その想像が欲となり、欲望が情熱や熱意となり、熱意が行動へと転化するのではないかと、最近の出来事から強く感じます。

趣味なり、仕事におきましても、新しいことを始めるときは、どうも躊躇してしまうか、途中で諦めることが多いものです。当初は志だけは高く掲げるのですが、行動が継続しない。小さいころからそんな繰り返しです。お前は意志が弱いとか、飽きっぽいとかよく両親から苦言を呈されたのを思い出します。

振り返りますと、両親や恩師からの教えは、How to say!に終始し、如何にすれば継続性を保ち、何事もやり抜く強い意志が芽生えるのかという、How to do!を教えてもらうことはなかったのではないかと。それは、意志を強く保持し、何事も成功するまであきらめず愚直に取り組むにはどうすればいいのかという示唆は、伝えるのに苦労するからでしょう。人間には感情というものが存在する以上、これだという一つの明確な手段方法を伝えるのが難しい。だから、「言う易し、行うは難し」で終わってしますのではないでしょうか?

このところ、ちょっと肚おちしていることがあります。

おおかたの人は、苦痛を避け快楽を求めようとします。ですので、思う結果が出なければ、行動を投げ出してしまい、自分はできない、ダメな情けない人間だと自己否定しまいがちです。

そこで、思い通りの結果が出るまで、やり抜く、すぐに行動を起こすようになるために、その苦痛を快楽に転換できれば、回避できるのではないかと思ったのです。相続力を使うことになります。今の痛みは、将来の快楽のための登竜門であると、イメージし将来の夢の姿を絶えず描くように習慣づけるのです。

習慣は第二の天性なりといいます。人間にだけ与えられた言葉を使って、自己肯定感を強め、心の力で将来の夢を描き続ける。

彼の国に行っても大活躍している、大谷翔平選手は高校生の頃に、中村天風という日本人初のヨガ伝道者が書いた「運命を拓く」という著書を愛読していたといいます。どんな人物かといいますと、かの、松下幸之助翁、京セラ創業者の故稲盛氏も師事していた明治の思想家です。実は、私も20歳ごろ、ある経営者のかたから、読んでみなさいと勧められて購入し、今でも大事にしており、毎日1ページづつ、再読しています。

初老の今頃になって、書かれていることの本質のようなものがつかめられるようになってきました。高校生の時からそれらを実践できている大谷選手が大活躍するのは当然といえば当然ですね。

あ~、私ももっと早くに本質に触れられる精神を確立していたらぁ~という後悔の念を捨てて、一から前進していくことに心を向けよう!

2024.11.30

先送りと元気なお母さん

 以前から気になっていた空家がございまして、たまたまお隣にお住まいの方が、庭先でお花の手入れをされていたので、「お隣のお家はずっと空家のようですが、何か気になることないですか?」と、お声掛けしました。

すると、気さくに「火事が起こったらと思うと心配で、市役所に相談に行ったことがあるのよ!」とおっしゃいました。

「火事って、放火ですか?」と聞きました。

「違うのよ、落雷で火事が起こることがあるでしょう!」

なるほど、そういう出火の原因もあるなぁと感心し、それから他愛のない会話を交わしました。

お歳を聞きますと、84歳との事で、現在はグランドゴルフや、畑仕事をしているとの事。外観もお若く見えましたし、会話の受け答えもしっかりされていて、聴力も私と何ら変わりませんでした。また、若いころはお仕事をずっとしていたらしく、趣味では俳画をしていて、師範の免状もとったとの事でした。

今振り返って我が人生に悔いはなしとの事で、やりつくしたという感じで幸せだと満面の笑みでした。若いころから、思い立ったらすぐ行動するタイプだったようです。とても明るく朗らかにお話しできるのは、そのような前向きなご性格なのだろうと思いました。

最後に「天からのお迎えだけが、なかなか来ないのが不満なのよ」と、笑いながらホースで庭の花木に水をやっておられました。

初老の域に入った私ですが、何事も億劫がらずに、趣味や仕事など新しいことに取り組んでいきたいなぁと、元気なお母さんと会話してつくづく思いました。解らないからやらない、難しいから放置する、やったことがないからスルーする。こんな繰り返しでは、成長は覚束ない。

何事も先送りすることなく好奇心をもって、果敢に挑戦することで、今日のお母さんのように毎日が健康で活きられるのではないかと思うのでした。