アキバのつぶやき

2025.05.29

卑劣なやり方

 兵庫県で、元総務部長による県元幹部の私的な情報漏洩問題が大きな波紋を広げています。
この問題の発端は何だったのでしょうか?


 事の発端は、斎藤兵庫県知事に対する匿名告発でした。告発を知った斎藤知事は、当時の片山副知事や井ノ本元総務部長らに対し、告発者探しを指示したとされています。その過程で、告発者とみられる人物の県公用パソコンが調べられ、そこから極めて個人的な内容を含む文書が取り出されました。この個人的な文書を複数の県議に見せて回ったのが井ノ本元総務部長です。
 
 その目的は、文書を見せた県議に対し「このような人間が告発文書をつくった」と述べ、告発者の信用性をおとしめ、告発内容の信頼性を損なわせることだったとみられています。誠にもって卑劣と言いますか、自己擁護の醜態ではないかと思います。
 この漏洩行為について、井ノ本元総務部長は県の人事当局に対し「斎藤知事らの指示でやった」と説明していることが明らかになりました。これに対し、斎藤知事は「漏洩を指示した事実は全くない」と完全に否定しています。しかし、県の第三者調査委員会は、知事と片山元副知事の指示を受けて漏洩が行われた「可能性が高い」と結論づけています。
 この問題により、井ノ本元総務部長は停職3ヶ月の懲戒処分を受けました。片山元副知事は既に昨年7月に辞任しています。指示の有無を巡る関係者の証言の食い違いなどから、斎藤知事も苦しい立場に立たされており、県政は大混乱に陥っていると報じられています。
県民の信頼に関わる深刻な問題として、今後の進展が注目されます。

 税金を使い、様々な人の時間と労力を使って、事実を明らかにしてきていますが、真実はどこにあるのでしょうか?

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