アキバのつぶやき

2025.05.18

場の空気を読むのがいいのか?

 平成5年に、シャープからザウルスという、形態電子端末が発売されました。確か初期のザウルスでした。当時は、システム手帳が流行っていたころでしたが、新しもの好きで、特に機械ものには目がない質です。発売されてすぐに購入しました。ところが、いざスケジュール管理に使ってみたのですが、どうも使い勝手が悪く、すぐに使わなくなった記憶がございます。

 現代でいうところのiPhoneの電話機能が無いという感じで、画期的な商品でしたが、いつの間にか姿を消しました。もし、発想を広げていれば、ザウルスフォンなるものが、世に出回っていたのではないでしょうか。とても残念です。巷では「目のつけどころがシャープ」という宣伝文句も流行し、シャープという会社は、ワクワクする商品を開発してくれるというイメージを持っていました。

 しかし、現実はアメリカ企業のアップル社が群を抜いて、世界市場を席巻しています。この原因は、日本人独特の、「空気読めないヤツ」は、排除という文化が、原因ではないのかという考えがございます。周囲に同調できないビジネスマンは問題視され、奔流から外されがちです。民族性や宗教的な部分があるのでしょうが、一人一人が自分の頭で物事を考える教育制度に変えていく必要があるのではと思います。

 答えが合っていれば、点数が得られるという記憶型の学習ではなく、その自分が出した答えに辿り着いた過程に、評価をおくという事が求められる時代ではないでしょうか。社会に出ますと、正解のない問題に取り組むことばかりです。そして様々な出来事に、判断を下さなければいけません。その判断をするに至り、周囲の空気を読んで判断しているようでは、独自性は望めません。
 以前に空気を読めない人を、KYという隠語で揶揄する時期もございましたが、令和時代におきましては、KYは称賛される存在になるのではないかと感じました。

 弊社は、お客様の満足度を追及する不動産業界のKYを目指して、新たな取り組みを始めてまいります。どうか皆様、引き続きアキバホームをお引き立てくださいますことをお願い申し上げます。

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