アキバのつぶやき

2026.02.12

結果の受け止め方で、未来がかわるのだ!

 今回の選挙結果を見て、多くの人は「自民党の圧勝」と言いました。
しかし、冷静に数字を眺めると、実態はまったく違う風景が見えてきます。

 自民党が圧勝したのではありません。
「自民党以外が選ばれなかった」だけなのです。

 これは、勝利の物語ではなく、選択肢の不在という構造の問題です。
本来、民主主義とは複数の選択肢の中から最適解を選ぶ仕組みです。
ところが現実は、「消去法の政治」になっています。

・野党は理念が分からない
・政策はバラバラ
・政権を担う現実感がない

 こうした状況の中で、有権者は積極的に自民党を選んだのではなく、
「他よりはマシ」という理由で自民党に投票したにすぎません。

 つまり、自民党の強さは、競争相手の弱さによって成立しているのです。
これは企業の世界でもよくある話です。

圧倒的なブランド力がある企業よりも、
「代替案がないから選ばれている企業」の方が実は多い。
競合が育たなければ、既存企業は勝ち続けます。

 しかしそれは、本質的な競争力が高いことを意味しません。
政治も同じです。
自民党は政策的に圧倒的だったわけでも、
未来像を明確に示したわけでもありません。

 それでも勝てた理由は、
「不安より現状維持を選ぶ心理」が働いたからです。
人間は、未知のリスクより、既知の不満を選ぶ生き物です。

 多少不満があっても、見えない未来よりは、
見慣れた現実の方が安心できる。
これが、自民党政治の最大の強みです。

 しかし、この構造は同時に危うさも孕んでいます。
競争がない市場では、企業は必ず劣化します。
政治も例外ではありません。

 本気の対抗勢力が存在しない限り、
政策は磨かれず、説明責任も弱くなり、
政治は徐々に「惰性の装置」へと変わっていきます。

 自民党圧勝の本質とは、
「自民党が強い」という事実ではなく、
「日本の政治市場に競争がない」という現実なのです。

 そして本当に問われているのは、自民党の勝利ではなく、
有権者が選べる未来がどれだけ存在しているか、ということです。
圧勝とは、栄光ではなく、警告なのかもしれません。

今日も、「アキバのつぶやき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。

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