アキバのつぶやき

2026.01.05

2026年の年頭ご挨拶!

 皆様、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は、紅白歌合戦を久しぶりに視聴し、特別ゲストに豪華さに見入っておりました。
 
 さて、そんな年末年始の休日でしたが、世の中には、「見る人」と「やる人」がいます。 この区別は単純なようでいて、実は多くの議論をややこしくしている元凶でもあります。

 見る人は、全体を俯瞰し、因果関係を整理し、意味を与えます。いわば、世界を理解する側の人です。一方、やる人は、理解が十分でなくても一歩を踏み出します。世界を理解する前に、とりあえず世界に手を突っ込む人です。どちらが正しいかという話ではありません。そもそも、正しさの土俵が違います。見る人は、間違えにくい代わりに、前に進めにくい。

 やる人は、前に進める代わりに、よく間違えます。ここには、きれいなトレードオフがあります。
ビジネスの現場で厄介なのは、この二つが同じものだと思われてしまうことです。よく考えてからやる人は評価され、考えずにやる人は軽視されがちです。しかし現実には、考えているだけで何も起きないケースの方が圧倒的に多い。

 考えることはコストがかからないので、どうしても過剰供給になります。
不動産の世界でも、市況を語る人は増え続けています。金利、建築コスト、人口動態。どれももっともらしい話です。ただし、それらを語ることで一件の取引が成立するわけではありません。最後に必要なのは、条件を詰め、腹をくくり、署名をもらうという、あまり知的に見えない作業です。

 見る人の言葉は、だいたいきれいです。やる人の言葉は、だいたい汚れています。迷いや逡巡や言い直しが混じるからです。でも、現実はその汚れた言葉の側で動いています。大事なのは、自分がどちらかを選ぶことではなく、今どちらであるべきかを誤らないことです。見るべき局面でやってしまうと無駄打ちが増え、やるべき局面で見ていると、機会は静かに去っていきます。

 戦略とは、賢い答えを出すことではありません。見ることとやることの切り替えを、間違えないことです。この地味な判断の積み重ねが、あとになって「実力」と呼ばれるものなのだと思います。

 今年のテーマは「考道」(コウドウ)を意識して、経営者と従業員が一丸となって、新た分野にも挑戦していきます。どうかお客様、お取引業者様におかれましては、変わらない御贔屓とご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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