アキバのつぶやき
2025.11.06
不確実性を生きるには
この数年、世界はずっと落ち着かない。昨日の常識が、今日にはもう古くなっている。ニュースを見ても、SNSを眺めても、「何を信じて生きればいいのか」と疲れることが増えた。 でも、そんな不確実な時代を生き抜くコツは、案外シンプルなのかもしれない。私は最近、五つの小さな処世術を自分なりに持つようにしている。
一つ目は、完璧を求めないこと。何事も“とりあえずこれでいいか”の仮決めで進める。後から修正すればいい。最初から完璧を狙うと、動けなくなってしまう。失敗しても「まあ、学びになったな」で済ませるくらいの軽さがちょうどいい。
二つ目は、よく観察すること。
焦って動く前に、立ち止まって眺める。世の中は騒がしいけれど、自分の周りの小さな変化を見逃さないようにしている。そうやって観察していると、自分の中の“軸”がだんだん見えてくる。
三つ目は、小さく試すこと。いきなり大きな決断をするのではなく、少しだけやってみる。その反応を見て、また考える。この「小さな実験」の繰り返しが、案外いちばん確実なのだと思う。
四つ目は、人とつながること。たとえ目的がなくても、誰かと話す。メールでも雑談でもいい。関係があるだけで、少しだけ安心できる。人とのゆるいつながりは、想像以上に大きな支えになる。
最後は、あいまいさを認めること。すぐに白黒つけたくなるけれど、「わからないままでも生きていける」と思うようにしている。未来はいつも未完成だ。それでいいのです。
不確実な時代を生きるって、たぶん、完璧じゃない自分を許すことなのだと思う。焦らず、比べず、観察して、少しずつ進む。
そうやって今日も、自分のペースでやっていけばいい。