アキバのつぶやき
2025.10.16
気分がパフォーマンスをあげる!
朝、出勤前のカフェで、薫り高い珈琲の匂いを嗅ぎながら、お気に入りの音楽を聴く。それだけで、今日の商談がうまくいきそうな気がする。そんな「なんとなくの気分」が、実は仕事の成果を左右していることがあると思います。
ビジネスの世界では、「成果=努力×スキル」と考えられがちです。けれど、そこにもうひとつ加えたい要素があります。それが「気分」です。
たとえば同じプレゼンでも、気分が良いときは言葉に勢いがあり、表情にも自然な余裕が出てきます。
相手の反応にも敏感になり、場の空気をつかみやすくなる。ところが、気分が沈んでいると、同じ内容を話してもなぜか伝わらない。これはスキルの差ではなく、気分の「流れ方」の違いなのです。
私は最近、「気分のメンテナンス」も仕事の一部だと思うようになりました。気分は天気と似ていて、晴れたり曇ったりするもの。
無理に晴れを作るのではなく、「今日は曇りだな」と自覚しておくことも必要です。それだけで、感情に飲み込まれずにすむから不思議です。
そしてもうひとつ大切なのは、気分を上げる「小さな儀式」をもつこと。メールを開く前に一杯のコーヒーを飲む。デスクの上に花を飾る。短い時間でも好きな香りを楽しむ。そんな些細な行動が、仕事モードへの切り替えスイッチになります。
気分を整えるとは、自分のパフォーマンスを“デザインする”ことでもあります。自分が最も集中できる時間帯や環境を知り、それに合わせて一日の流れを調整していく。これは「自己管理」というより、「自分との対話」に近い感覚です。
効率やスピードが求められる時代だからこそ、気分を軽んじずにいたい。気分は努力の敵ではなく、努力を支える土台なのです。
一日の始まりに、自分の気分を観察してみる。「今日の私」はどんな空模様か?その小さな問いかけが、仕事の質を少しずつ変えていく気がします。
つまりは、仕事場の環境の劣悪が、その企業の業績と比例することにつながるのではという仮説を持ちました。いい発想、顧客の笑顔をイメージすることができる仕事場の雰囲気が、お客様に伝播し良いご縁を頂くことになるのでしょう。