アキバのつぶやき

2025.08.28

似て非なるもの

 人の行動を説明するとき、「原因」と「目的」という二つの考え方があります。原因というのは過去から今を説明する視点です。たとえば「人と話すのが苦手なのは、子どものころの体験が影響している」というようにです。これは理解には役立ちますが、どうしても「仕方がない」と感じてしまうことがあります。
 一方で、目的という考え方があります。アドラー心理学では「人は原因ではなく目的によって行動する」と言います。つまり「人と話すのが苦手なのは、嫌われないように距離をとるという目的を選んでいるから」と見るのです。ここで未来を意識すれば、「これからは信頼関係を築くことを目的にしてみよう」と、自分で新しい行動を選ぶことができます。
 
もちろん、過去を振り返ることも無意味ではありません。なぜなら、これまで自分がどんな目的を選んできたのかを知ることは、未来に向けて新しい目的を描く手がかりになるからです。

 結局のところ、原因は過去を語る物語であり、目的はこれから選ぶ道しるべです。人が本当に変わるのは、未来にどんな自分でありたいかを選んだときなのだと思います。

 ビジョンをもって仕事に従事することが、何にもまして大事だということですね。

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