アキバのつぶやき

2025.07.20

海の日と参議院選挙

 今年の夏は、三連休の「海の日」と参議院選挙が重なるという、少し不思議な週末です。祝日と選挙日が重なることは珍しくないが、こと「海の日」となると、なぜか象徴的な意味を感じます。

 海の日は、海の恩恵に感謝し、海洋国家である日本の繁栄を願う日として制定された祝日だそうです。一方で、参議院選挙は、国の未来を決めるための民主主義の象徴ともいえる行事です。このふたつが重なるというのは、日本という島国が、どのような航路を進むのかを国民自身が選ぶタイミングなのかもしれませんね。
 私たちは日々、海から多くの恵みを頂いています。漁業や貿易はもちろん、四季折々の自然の食物や景観、観光資源に至るまで、その恩恵は数え切れないものがあります。一方で、海は台風や高潮、津波といった自然災害の脅威とも隣り合わせです。環境問題や海洋資源の枯渇といった課題も無視できません。だからこそ、海を守り、未来の子どもたちに引き継ぐための政策や仕組みが求められている。
 その意味でも参議院選挙は、そうした国の根幹を支える制度や方針を決める大切な機会です。私たちは海の日に海へ出かけることもできるし、同時に投票所へ足を運ぶこともできます。この二つの行動は、どちらも未来への意思表示であり、つながっていると感じます。
 祝日を楽しむことも大切ですが、未来を選ぶ一票を投じることも忘れてはならないと思います。今年の「海の日」は、青い海を眺めながら、日本の行く先について少しだけ真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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