アキバのつぶやき

2025.07.19

夏休み

 枚方市の小中学校は、今日から夏休みに入りました。子どもたちにとっては楽しいシーズン到来。翻って、私の昭和の夏休みといえば、今のようなスマホもエアコンもない、けれど心は妙に豊かだった季節。

 
 朝はラジオ体操から始まり、首からカードをぶら下げて出席印を集めた。蝉の声がうるさいほど響き、朝の十時までは自宅から出てはいけないというルールがありました。朝の時間にできるだけ宿題をするようにとの計らいだったのでしょう。


 十時を過ぎると麦わら帽子をかぶって、林や森へ行って昆虫採集したり、川や池に魚釣りに出かけたものです。昼ご飯といえば、冷やしそうめん、冷やし中華。おやつはスイカ。


 午後は扇風機の前を陣取りながら宿題を広げるが、しばらくして結局は、高校野球を見たり、マンガを読んでしまう。夜は家の前の道路で花火、時には近所の盆踊り。今と比べて何もかもが不便だったけれど、そこには「待つ楽しみ」や「遊ぶ工夫」がありました。


 昭和の夏は、そんな手作りの時間が、ぎっしり詰まった、宝物のような思い出です。

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