アキバのつぶやき

2025.04.29

上下水道と雨水管について

 本日は、専任媒介契約にて担当させていただいております、城陽市平川大将軍の売り土地の現地立ち合いを致しました。それは、購入希望者様より、現地を実見して、どのような付加工事が必要なのかを確認したいというご要望を頂いたからです。

 本物件につきましては、上下水道とも、前面道路を掘削する必要のない、現行に適合するインフラを既に整備しています。都市ガスで大阪ガス様より引込管もきっちりと整備されております。境界確認つきましては、隣接者とも何の疑義も問題も発生しておりません。
ですので、先方様が気にされていた、雨水桝の有無と、それがどう本管とつながっているのかということに、少しイレギュラーな感を抱きました。

 既存の建物が建っている物件において、雨水に関するインフラに注視されたことは、数十年の不動産取引のなかで初めてでした。下水道の有無と、上水のメーターと引き込み管の口径は、最重要項目であり、行政調査と現地調査は慎重にしてまいりました。それは、整備を新たにする必要がある場合、多額の工事費用が発生するからです。
 ただ、雨水につきましては、行政によりましては雨水配管図面がないところもあり、雨水桝のやり替えや新設に多額の費用を請求された経験がなかったので、調査項目として重要にとらまえておりませんでした。

 ですので、分流と合流というのは必ず確認してきましたが、雨水の配管図面まではそこまで気を付けて確認しておりませんでした。
現地には当然、最終雨水桝は存在いたしましたが、それがどのように本管と接続しているのかが不明でした。ただ、水道局にはそこまでの配管図面は存在しないと思います。実際は現地を掘って確認するしか判明しないと思うのです。仮に配管図面があったとしてもその通りに埋設されているかどうかは担保できないのが現状です。

 枚方市では雨水管の埋設図面は水道局で入手できますが、確か宇治市は雨水の配管図面は水道局では管理していなかったと記憶しております。いずれにしましても、城陽市はどうか言われてみれば、確かめていませんでしたので、不動産取引のプロとして戒めるべき事項です。

 これは自身の至らなさと真摯に受けとめ、明日は定休日ですが、城陽市の水道局に確認し、安心してお取引して頂くように対応いたします。

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